【格闘技】4.28 DEEP 83 IMPACT | ~‡コキュートス‡~

【格闘技】4.28 DEEP 83 IMPACT




『DEEP 83 IMPACT』

[4/28.東京・後楽園ホール]


王者・住村竜市朗vs佐藤洋一郎のウェルター級タイトルマッチをメインに、王者・和田竜光vs高橋誠のフライ級タイトルマッチ、北田俊亮vsソン・ジンスのバンタム級王座決定戦の3大タイトルマッチが開催された、『DEEP 83 IMPACT』後楽園ホール大会☆



※サムライTVでの録画中継を後日鑑賞
実況:野村達也
解説:熊久保英幸
特別解説:横田一則



(ーAー)えー、今大会は…

全13試合が行われましたが、その中の主要カード5試合に絞って…需要も無さげな “『DEEP』今更レビュー”、更新しま~す(笑)




■女子46㎏以下契約 5分2R
しなしさとこvsジョン・イェジン


初代DEEP女子フライ級王者しなしさとこと韓国のジョン・イェジンが、約3年半ぶりに再戦を行った女子46㎏以下契約マッチ☆

前回の対戦の際は “出産からの復帰戦” だったしなしが勝利を飾っています◎


1R、打撃で牽制し柔道流の投げを狙うしなし☆

イェジンも投げを防ぎ、タックルを潰して上になるが、スタンドに戻る◎

投げを狙っていたしなしだが、ガブッて引き込むようにグランドに持ち込み、マウントを取ってパウンド連打‼️


レフェリーがストップし、3年半ぶりの再戦に圧勝して見せました◎


試合後、マイクを取ったしなしは「私、しなしさとこは、山本美憂選手と戦いたいです」と第一声を放ち…

「これまで身体が小さく、対戦相手がいませんでしたが、同じ40代、母として、選手として挑戦したいです」と、山本美優との対戦をアピールしました!



(ーAー)この発言が4月末…

10月末現在、まだ実現していませんが…女子MMA黎明期から活躍してきたしなしと、女子レスリングのパイオニア的存在の美優の対決は、観てみたいカードですよね♪




■ライト級 5分3R
武田光司vsツォゴーフ・アマルサナー


高校レスリングでフリースタイル3冠・グレコローマン2冠を制した『BRAVE』所属の武田光司と、ボクシング出身のツォゴーフ・アマルサナー(モンゴル)が激突したライト級マッチ☆


(ーAー)この試合ですが…

アマルサナーが前日計量で契約体重を2.4㎏オーバーしてしまい、2点減点となるレッドカードが課せられた状態からの試合開始となりました★

また、武田が勝利した場合のみ公式記録となり、アマルサナーが勝利またはドローの場合は記録上は無効試合となります(汗)


1R、武田がタックルから組み付き、フロント・スープレックス!


そのまま上を取ってグランドでコントロールし、アナコンダチョークを仕掛けるが、アマルサナーが凌ぐ(汗)


立ち上がるアマルサナーのバックをキープした武田は、正対してケージに押し付ける◎


サムライTVの放送では、ここで3Rの1分30秒経過時点にタイムワープ!(笑)

ワープ前と同じような体勢・展開で…レフェリーがブレイクしてスタンドへ☆

パンチを出し合うが、武田がタックルからテイクダウン◎

アマルサナーが立つも武田はバックをキープし、正対してケージに押し込む形で試合終了☆


判定3-0で武田光司が勝利しました◎

(左:武田、右:アマルサナー)




■DEEPバンタム級王座決定戦 5分3R
北田俊亮vsソン・ジンス


長期政権を築いていた大塚隆史が負傷もあってDEEPバンタム級王座を返上…'15.5月に大塚に挑戦して以来のタイトルマッチとなる北田俊亮(DEEP FKT 2006 65㎏級以下優勝)と、昨年10月に釜谷真に勝利した “コリアン・ゾンビ” ジョン・チャンソンが育てたソン・ジンス(韓国)が激突した第6代王者決定戦☆

(左からジンス、1人おいて前王者・大塚、北田)

この両者は、'16.8.27『DEEP 77 IMPACT』で対戦し、一進一退の展開を見せましたが…ローブローによる減点もあって北田が判定勝ちしています◎


1R、中央を取るジンス、サークリングする北田…両者牽制し合う感じで試合は進んで行く◎

終盤、ジンスが組み付いてテイクダウンを狙うが、再び離れて1R終了(汗)


2R、プレッシャーを掛けるジンスに北田もサークリングから前に出るが、ジンスは巧みに距離を取る◎

そして…右のパンチをクリーンヒットさせたジンスは、下がる北田にパンチを連打‼️


後ろを向いてしまい、崩れる北田を見たレフェリーが試合をストップ!


TKO勝ちを飾ったソン・ジンスが、第6代DEEPバンタム級王者に輝きました◎

(左:ソン・ジンス、右:師匠ジョン・チャンソン)


DEEPバンタム級で長く活躍している北田選手ですが、またもやベルトに手が届きませんでした。。。

…いい選手なんですけどね(汗)




■DEEPフライ級タイトルマッチ 5分3R
和田竜光vs高橋誠


「日本MMAフライ級最強」の呼び声もある第4代王者・和田竜光に、『DEEP』史上最年少の挑戦者となる “17歳の超新星” 高橋誠が挑戦した、DEEPフライ級タイトルマッチ☆

『パラエストラ松戸』所属の高橋は、15歳でMMAのプロデビューを果たして以来負け無しの選手で…「MMAで頂点獲ってからプロレスラーになりたい」との事です◎


1R、いきなり高橋がパンチを出していくも、和田は首相撲でケージに押し込み、足払いでテイクダウン…サイドポジションで押さえ込む◎

高橋は立とうとするが、和田は体勢を変えつつ上から制して立たせない☆


高橋がやっと立ち上がると、和田はすかさず首相撲◎

和田の膝蹴りに合わせて高橋がタックルに入るも、和田が上から押さえる形で1Rは終了(汗)


2R、高橋が後ろ廻し蹴りや足刀を見せるが、動じず和田が組み付き、ケージに押し付けながら膝蹴り!

和田がタックルからテイクダウンするも和田はすぐ立ち…高橋はバックを取りに行くも、和田は巧みに上を取り、バックを狙う◎

高橋も凌いで和田のバックを取るが、和田が対処してバックを取り返す☆

じっくりバックをキープしつつチョークを狙った和田だが、高橋が立つと自らもすかさず立ち上がり…2R終了◎


最終3R、スタンド打撃の間合いから和田が再びケージに押し付け、首相撲から膝蹴り!

バックを取ってグランドに持ち込み、ハーフガードで押さえ込む◎

何とかひっくり返した高橋は、パウンドから立ってサッカーキックを打つが…和田はすぐ立って高橋のバックを取ると、捩じ伏せるようにグランドへ持ち込み、試合終了のゴング!(汗)


判定は5-0…王者・和田の勝利が告げられました◎

(左:うなだれる高橋、右:勝ち誇る和田)

和田竜光が、若い高橋にほとんど何もさせず、完封しての完勝を収めた一戦でした☆

( ̄ー ̄)うむ、大人の闘いでしたねぇ♪


試合後、マイクを持った和田は「DEEPのチャンピオンは俺です。『世界の相手は待ってろよ』って感じで、また頑張ります」とアピールしました♪


( ̄ー ̄)うん。

もっと大舞台での和田選手の闘いを観たいですね♪




■DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R
住村竜市朗vs佐藤洋一郎



昨年開催された『DEEPウェルター級GP 2017』を制して王者となった兵庫県淡路島出身の第9代王者・住村竜市朗が、昨年11月に自らのジム『KATANA GYM』をオープンした元修斗環太平洋ミドル級王者・佐藤洋一郎を相手に初防衛戦を行った、DEEPウェルター級タイトルマッチ☆

昨年の『DEEPウェルター級GP』では1回戦で長谷川賢に敗れた佐藤ですが…その後、同トーナメントに出ていた桜井隆多、片平なぎさをフロント・チョークで連破し、今回の王座挑戦となりました◎


1R、打撃で探り合い、牽制し合う両者☆

住村の蹴り足をとらえてグランドに持ち込みかけた佐藤だが、住村はすぐ立ってスタンド打撃戦が続く◎

佐藤が前に出るが、住村がパンチを連打して徐々に優勢な展開に!

(左:佐藤、右:住村)

2Rもスタンド打撃戦が続き…時折、佐藤がタックルの動きを見せるものの、パンチの応酬が続く☆


最終3R、両者アグレッシヴにパンチを出し合うが…差し合いとなり、佐藤がテイクダウン◎

バックを取った佐藤は、右腕と左腕を交互に首に滑り込ませながら執拗にチョークを狙うが…


住村は最後まで抵抗し続けて極めさせず、試合終了(汗)


判定は5-0…王者・住村が初防衛に成功しました◎

(中央:住村竜市朗)


3R目は佐藤が追い込んだものの、1R・2Rの打撃戦での劣勢を逆転するまでには至らず、住村が逃げ切った形ですかね☆


試合後、マイクを取った住村は「危なかったですね。強くてビックリしました(汗)」と語った後、リングサイドで観戦していた『RIZIN』の榊原信行実行委員長に「もっと面白い試合するんで、『RIZIN』で使って下さい!」と、『RIZIN』参戦をアピールしました◎


(ーAー)このアピールが通ったのか…

住村は8.12名古屋『RIZIN.12』でストラッサー起一と対戦したわけですが…その試合については、またいずれ☆


(ーAー)という事で…

3大タイトルマッチが行われた4.28後楽園『DEEP 83 IMPACT』についての “今更レビュー” をお送りしましたー。

(ーAー)y‐~クックックッ










試合に勝った上で「◯◯とやりたい」とか「『●●』に出たい」とかマイクアピールするのは、プロとしては良い事だとは思いつつも、観戦という名の “視察” に来ている榊原代表に向けた直接的なアピールって、何かあざとくて嫌だなぁ。とAndroid携帯から投稿