週末に開幕した2024-25シーズンのTSリーグだが、早くもミッドウィークの試合がやってきた。優勝候補とされているアーセナル、ビジャレアルCFが敗北を喫し、ドルトムント、リヴァプール、レアル・マドリードが引き分けと、強力クラブが好スタートを切ることができず、波乱の幕開けとなった。

 

今回は9月4日から予定される第2節のカードや注目試合の見どころを紹介する。

 

《第2節のカード》※()は日本人選手

 PSG × AZアルクマール(菅原、堂安)

5発大勝で白星発進のPSG。キリアン・エムバペは前節では得点に絡むことが無かったが、新時代のエースは火を噴くか。ウォーレン・ザイール=エメリはハットトリックの勢いそのままに今節もゴールを揺らすことができるか。

 

対するAZアルクマールはスポルティングCPに2-3と惜敗。王座奪還のために連敗は避けたいところ。また、前節フル出場の菅原由勢に対し、プレー時間の無かった堂安律に出場機会はあるだろうか。

 


 FCバイエルン × ビジャレアルCF

前節ブライトンに逃げ切られ敗北したFCバイエルン。レロイ・サネ、サディオ・マネからはゴールは生まれるも、エースのハリー・ケインは鳴りを潜めた。不調のカイ・ハフェルツと共に、輝きを取り戻せるか。

 

対するビジャレアルCFも前節ASモナコに惜敗。前節のパフォーマンスが悪かったアーリング・ハーランドはゴールネットを揺らせるか。優勝候補と呼び声高い黄色い潜水艦は浮上のキッカケをつかめるか。

 


 フィオレンティーナ(鎌田) × レアル・マドリード

前節ではロメル・ルカクのドッピエッタに翻弄されたフィオレンティーナ。出場機会のなかった鎌田大地はオリヴィエ・ジルーの退団をチャンスに活かせるか。

 

対するレアル・マドリードはまさかのジローナFCと痛み分け。しかしながらジュード・ベリンガムとヴィニシウス・ジュニオールにゴールは出ているため調子は問題なさそうだ。今節こそリーグ初勝利を狙いたい。

 


 リバプール(遠藤) × ドルトムント

前節ではロイヤル・ユニオンSt.-G.と勝ち点1を分け合ったリバプール。勝利の可能性があっただけに、苦しいスタートとなった。ここから連勝街道を進みたいリバプールは遠藤にチャンスを与えるだろうか。

 

一方のドルトムントも1.FSVマインツ05と勝ち点1を分け合った。キングスレイ・コマンにゴールは生まれたものの、ロベルト・レヴァンドフスキはいまひとつのパフォーマンス。悩めるエースはいつ目覚めるだろうか、サポーターはその時を待っている。

 


 ベシクタシュJK × ブライトン

前節でマンチェスター・ユナイテッド相手に3発快勝をおさめたベシクタシュJK。カリム・ベンゼマ、リオネル・メッシ、ルイス・スアレスにゴールが出るなど、万全の開幕を迎えた新時代のタレント軍団は勢いそのままに開幕ダッシュできるか。

 

対するブライトンもFCバイエルン相手に3得点でTSリーグ初勝利をおさめた。クリスティアン・プリシッチの華麗なオーバーヘッドなど、話題性にも富んだ1戦となった。今節も勝利と話題をかっさらうことはできるか。

 


 ジローナFC × マンチェスター・ユナイテッド(冨安)

前節でレアル・マドリード相手に2-2と大きな勝ち点1を手にしたジローナFC。絶好調のアルテム・ドフピクに続き、”ウクライナ3トップ”を形成するミハイロ・ムドリク、ヴィクトル・ツィガンコフもこの勢いに続けるか。

 

対するマンチェスター・ユナイテッドは前節でベシクタシュJKに翻弄され惨敗。キックオフいきなりでソン・フンミンがゴールを決めるなど、前線の調子は問題なさそうだ。また、前節出場の無かった冨安健洋は出場機会があるか。

 


 ASモナコ(久保、南野) × ザルツブルク(伊東)

前節はビジャレアルCFに対し虎の子の一点を守り切ったASモナコ。久保建英と南野拓実は良いパフォーマンスを残し、次節でもスタメン起用の可能性が高い。

 

対するザルツブルクはアマドゥ・ハイダラが2得点の活躍も、セルティックに2-2の痛み分け。ダニ・オルモ、ロベルト・フィルミーノの2人はゴールを揺らせていない。勝利のためには、彼らの高いパフォーマンスは不可欠だ。

 


 セルティック(旗手、伊藤) × ウディネーゼ

前節はザルツブルクと2-2の引き分けに終わったセルティック。旗手が同点弾を決めるなど、絶好調のようだ。今節も旗手のプレーに注目だ。

 

一方のウディネーゼはロメル・ルカクがドッピエッタの活躍でリーグ戦初勝利を飾った。パウロ・ディバラとロメル・ルカクの前線は万全の状態。さらに連携を高め、今節でも勝利し、快進撃を見せられるか。

 


 1.FSVマインツ05 × ロイヤル・ユニオンSt.-G.(三笘)

優勝候補ドルトムントと勝ち点1を分かち合った1.FSVマインツ05。ストライカーのアントワーヌ・グリーズマンは前節得点に絡むことが無かった。チーム浮上のためには、彼のゴールが必要不可欠だ。

 

対するロイヤル・ユニオンSt.-Gも優勝候補リバプールに対し大きな勝ち点1をもぎ取った。しかし、シャルル・デ・ケテラーレがイエローカード2枚で退場という大きなダメージを背負っている。スタメン起用ながら大きな活躍の無かった三笘薫にも今節は期待がかかる。

 


 スポルティングCP(守田) × アーセナル

ペドロ・ネトの2発とヴィクトル・ギェケレシュの勝ち越し弾でAZアルクマールに辛勝したスポルティングCP。前線の好調さは言うまでもなく、守田英正もスタメン起用で良いパフォーマンスを発揮した。前節の勢いのまま、チームが噛み合わないアーセナルにも勝利したい。

 

一方のアーセナルは5失点の記録的大敗。PSGに対し良いところなく散ったアーセナルは、前節繋がりを欠いたパスが目立った。できるだけ早く修正し、何としても連敗は避けたい。

 

(これはゲーム上の記事です。実在の人物や団体などとは関係ありません。)