たまに思い出すことがある。



そのたまにが昨日だった。

うんと久しぶりにふと、頭に出てきた話。




小学生の頃、その日の給食時間に出た

マヨネーズパンを可愛い顔したクラスメイトの男の子がおもむろに自分の黒のランドセルを開けて一口も食べずに入れてしまいました。




当時、給食を持ち帰るなんてこと絶対に

ダメなことだったので(今もそうですか?)




私は隣で見ていて、その大胆な行動に

ただただ驚き、そして万一先生に見つかって

その子が怒られたら可哀想と言う思いもあり、声をかけました。




「え、どうしたの?大丈夫??」



って。そしたら返ってきた言葉が




「姉ちゃんに持って帰ってあげたくてさ😉!」



だった。それも、満面の笑みで。




その瞬間、



『好き😲』って思った(笑)




それも、確か男の子としてとかのそんな小さな?(当時は大きな?😂)問題では無くその子の優しさそれ自体を好き!と思ったのだ。




「そうなんだ!すごいね!

  わかったぁ😉!!」



そう私も返し お互いにこの事は

内緒ねと言う暗黙の了解をしたのである。




私はその日、彼が美人なお姉さんに

無事にマヨネーズパンを届けられることを

ずっと願って過ごしました。




だって、いつだったかその子、

背負ってたランドセルの鍵を締め忘れて

お辞儀した拍子に中身が全部出ちゃったことがあったからね(笑)




誰かを思う気持ちって、とても素敵で、

その心が周りの人をも感心させ、

やがてその感心はどうかその子の思いが届きますようにという願いに変わるんだ。




そんな彼は、20歳の時に幼馴染から聞いた話では医学部に一発合格したとかなんとか。



さすがだね。今どうしているかは全く知りませんが、もし彼がそのまま医師になっているのであればきっと、患者に心を寄せる、傾聴力のある心優しい医師になっていることだろう。




いや、そうであって欲しいなぁ。






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