ご本人にとっての「今」は私たちの

「今」ではないのだと理解し、

その時代に私たちが飛び込むつもりで

話をしてみてください。



合ってたんだぁ、、良かったぁ、、



「今何時?」とおばあちゃん。



「17時だよ」



「もうそんな時間???帰らなきゃ」



「どうしたの?急ぎかな?」



「うん、父さんと母さんに連絡しないで

来ちゃったから…今頃何してるんだって

心配してると思う…帰らなきゃ…」




「大丈夫だよ😊きっとそうやって

気にするかなと思ったからね、

私ね、連絡しておいたよ」




「え、あんたしてくれたの?😲😲😭😭」




「うん、したよ~~電話でね」




「あらほんと😭😭😭なんて言ってた?」




「大丈夫だよ、

ゆっくりしてきなさいって言ってたよ」




「あ~~~~~~良かった~~😭😭😭

あんた、連絡してくれたんだ…

番号わかったの??」




「うん、わかってるよ~おばあちゃんの

ことは何でもわかってるからねぇ😊」




「さすが、あんただねぇ、、

はぁ~~良かった、安心した、、、」



それから数分後。



「帰らなきゃ…父さん母さん心配してる…

何も言わないで出てきちゃったから…」




「そんなに急いでたら危ないよぉ~~

安心してね。もう私ね、電話で話したんだよ」




「え、、あんた電話してくれたのかい?

いや~~助かった、、、何て言ってた?」




「うん、したんだよぉ~~

今おばあちゃんに言おうと思ってたところ

だったんだよぉ~~

ゆっくりしておいでって言ってたよ。」



「はぁ~~良かったぁ、、、」



それから数分後。



「帰らないとダメだ…」




「おばあちゃん、あのね、今雨降ってきちゃったみたいなの…帰りたいよねぇ。

でもね、暗くて地面も濡れて危ないからね、

今日はここに泊まって明日にしない?」




「そうか…雨はダメだ…雨はダメ。

うん、わかった。そうする。

ここ、泊まってもいいところなの?」



「良いんだよ~~」



そうしてこの後、面会終了時間が迫り

私も帰らなければならなかったが、



「暗いから気をつけて帰るんだよ」



と、安心した様子で見送ってくれたのでした。




この時私はとても感動した。

祖母の中で、いつもいつも曾祖父母が

居るんだなぁ だから心配かけたくないと

思ったんだろうなぁ と。




正直、その反面で一瞬戸惑いはした。

「一体全体いつの時代だ?」

「学生時代なんだ!」

「と言うことは当然私は孫じゃない」

「てことは私は誰になりきればいい?笑」




とね…でもおばあちゃんの全部を

受け入れたくて、受け入れた。




合ってるかなんて知らない、分からない。




でも、おばあちゃんのお陰で

会ってみたかったなぁ、、と

いつも思っていた亡き曾祖父母にも




なんだか会えたような?気がしたし。

ほらだって、わたし、会ったことないのに

電話で話したことになってるし笑




なんて言ってた?って祖母に聞かれた時は

二人の性格や情報をもっと両親に

聞いておけば良かったと後悔したけど…笑




「きっと昔から聞いていた祖母の幼少期の

話からこんな時こう言うんじゃないかな」




想像力に助けられた…




こういうやり取りを母が見たときは

(この時は私一人でしたが)




「合わせなくて良いんだよ」

「本当のこと言った方が良いよ」

「余計に混乱するでしょ」




昔からよくこう言われて

その度に私は納得出来ず全く寄り添いの心を

感じられずちょっと腹が立って




「例えば事実を伝えたとしたら

『え、いつ?』『どうして?知らない』

『死んだの?』ってその方が余計に

混乱して大変だと思うんだけど…」



と思っていたっけなぁ。



その後の大変な混乱を

あなたが対応するんですか?



しないよね、私だよね

自分だって自分の考えや話を

尊重もされずに真っ向から否定されたら

すぐ怒るくせに 何言ってるんだか🙄



そうも思ったなぁ。懐かしい…



話がちょっとそれちゃったけど…



とても愛と優しさが溢れた内容でした📖