たった一度だけ大好きな祖母のことを
「うざい」と思ったことがあります。


(ほんっっっとごめんね😟💦)


私が20歳の頃、祖母と二人で
お出かけしたときのこと。



今思えばその時既に認知症が
始まっていたと思えるけれど、
その時は私も若かった。



気付いているようで気付いていない
出来れば気付きたくない
幼い頃から相手の立場になって
物事を考えるのが得意だったが、



その時はさすがにちょっと
考えられなかったのかなぁ



お昼を食べて、喫茶店へ行ったあと
また喫茶店へ。



食べなさい 食べなさいそう言って
沢山食べさせてくれたけれど、



さすがの大食漢の私でも限界になり、
それとおばあちゃんのお金のことも
気になり。。



「おばあちゃんもう大丈夫だよ、
お腹いっぱいだよ。美味しかったよ」



そう何回か言った。
でも、最後におばあちゃんが一言。



「可愛くない子だねぇ😞」



そんなこと言われたの初めてだったから
私もショックだったんだろうね。



他家族からはこんなような言葉、
いやもうここには書けないくらいに
酷い言葉を数え切れないほど言われた。



でも、唯一の心の拠り所の祖母に
言われたこと、



いつも優しくてそんな言葉を
言うはずもない祖母が加齢により
言うようになってしまったこと、



まぁ全部に感情がそうなっちゃったんだ。



離席し姉にヘルプ連絡をした。



「お姉ちゃん?助けて泣
おばあちゃん…うざいんだけど…」



そう小声で言った記憶がある。



小声で言う位言いたくないのなら
言うなよ!と30歳の私は言いたい笑



そして姉も、大のおばあちゃん子の
私から「うざい」なんて言葉が
出てくると思わなくてびっくりして
来てくれたみたいなの。



そしておばあちゃんは姉にまた言った。
「可愛くない子だねぇ😞」



また私は寂しいやら腹も立つやらで
ちょっとムッとしていると、



姉がすかさず一言、



「おばあちゃん、あんたともっともっと
一緒に過ごしたかったんでしょう。
帰らせたくなくて、引き留めたんでしょ」


と…


『そっか…そうだったんだ…ごめん。。』



なんだか大人な姉にそう言われて
やっぱり姉は大人なんだ
と思うのと同時に



自分の幼さを痛感し恥ずかしいやら
そこまで気が回らなくて
おばあちゃんにごめんなさい やら。



だけどやっぱり


「でもお腹もすごいいっぱいなのに
勧めてくるから…」



とちょっと納得の
いかない私に対して姉は



「ありがとう、でもお腹いっぱいだから
家族みんなに買って持って帰るね」
とか適当に言っとけば良いんだよ


と、、、


『そっか、、私はガキだ』


そんなこと思ったっけな。



ガキガキと言われるのが
当時とても嫌いだったはずが
自分で認めちゃった位イヤになった。



おばあちゃんが私に対して
そんな言葉を放ったのも、



私がおばあちゃんに対して
そんな感情を持ってしまったのも、
これが最初で最後、たった一度だけ。