私の愛してやまないおばあちゃんは
とても品があって奥ゆかしく
芯の強い凛とした女性です。


礼儀に厳しく
小さい頃から躾られましたが、


口うるさく言われる  というよりは
・諭すように言って聞かせる
・祖母の行いを見て自然と自分もやっていた


ように思います。


祖母の行いの中でも特に好きなのが、


ワンメーターだけタクシーに乗車した際、
必ず運転手さんに「近くてすみませんが…」
と最初に断りを入れ



支払いの際にも
「近いのにありがとうございました。
助かりました」と必ずお礼を言っていたこと。



もう1つは
飲食店で食事をした際。


食の細い祖母は食べきれない分を
私に分けてくれていましたが、
それでも残ってしまった場合に



「残してしまってごめんなさいね。
とても美味しかったのですが、
お腹がいっぱいになってしまって…
美味しかったです」


と必ず店員さんにお礼とお詫びをして
店を後にしていたこと。


すると、自然と祖母の接客をして下さった
方々がみんな笑顔で嬉しそう。


「とんでもないです!!」


とかえって恐縮した様子だったのです。


そんなやり取りを見ていて
小さいながらに


「うわぁ~!!なんて素敵なんだろう~
みんなが幸せそう~」


そんな風に思ったっけなぁ。



今こそ、いつも以上にそういう所に
意識を向けてまず自分が周りの方々へ
ちょっとした気遣いを忘れずに居たい。