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おばあちゃんのところへ
久しぶりにお夕飯に差し掛かる頃。
私の顔を見てゆっくりと、
あぁ~!!と言いながら理解した様子。
この日のおばあちゃんは
本当に素晴らしかった!
目の前にご飯がくると
自らお箸を手に持ち始めた!
(しかし手の震えが最近酷いので使えず)
「おばあちゃん、スプーンあるよ」
するとお箸からスプーンへ。
あんなに嫌がっていたおかゆを
自らどんどんどんどん口に運んでいる。
おかずも上に乗せてパクパクモグモグ。
「おばあちゃんすごいねぇ」
「凄い?凄いでしょ😛」と自慢気。
(やっぱり誉めることって大事だね)
「おばあちゃん、ご飯の上におかず
乗せてもいーい?」
「いいよぉ」
あくまでもおばあちゃんのペースで。
一つおかずを食べる毎に断りを入れて
乗せてみました。
すると、食べる食べる。
そしてどのおかずも少し残そうとしては
「あんたのは?」
どうやら私の為に残そうとしてくれたみたい。
ありがとう、私はさっき頂いたから
気にしないで食べてと伝えると、
「そうなの?じゃあ貰うね」
そう言ってまたパクパクモグモグ。
こういうところ、認知症になる前と
全く変わらないなぁ。
必ず気にするところ。
気にかけてくれるところ。
他の方より時間は掛かったけれど
見事に完食!!
スタッフの方々も
「おっ!素晴らしい!」と誉めて下さり。
「おばあちゃん、沢山食べたからね、
素晴らしいねって誉めて下さったよ」
「本当??🤗」
そう言いながらニコニコ、
とっても嬉しそう!
食べることは生きることだ。