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おばあちゃんのところへ




最近の私の業務はとても慌ただしく
残業になることも多々…




だけど、この日を逃すと
おばあちゃんの洗濯物が……




全てを明日にぶん投げ
物凄い勢いで帰路へ。




自分でも思わず笑いそうになった、
どれだけ大地を踏みしめるの?




と言わんばかりの歩きよう…笑




急いだ甲斐がありました。
丁度お布団に入ったところだったみたい!




おばあちゃん、驚き嬉しそうな顔。
(はぁ…大地を踏みしめて良かった笑)





「今入った所なの。仕方がないもんねぇ」
「仕方がないの?何がだろうおばあちゃん」
「仕方がないもんねぇ、仕方がない」
「おばあちゃん、仕方がないしか言ってないね笑 あ、そっか!今お布団に入ったけれどすぐには眠れないってことかな?」
「うん、そうなの。仕方がないもんねぇ」




そう言いながら私の手を握って離さない。




あぁ、そうか。
まだ今程認知が進む前に家族に言ってたんだ。寝たらもう目が覚めないんじゃないかと思うと中々寝付けないって。。




「仕方がないもんねぇ。次何処へ移動するかなんて分からないものね」
「次いつ会えるか分からないもんね」




そう言って更に私の手を強く握っている。




どうやら私のこと、介護スタッフの人だと
思っているようないないような。




おばあちゃんが何処へ行こうと移ろうと、
私はずっと付いていくし
場所は分かっているから会いに来るよ




そう伝え、余り時間も無かったので
バイバイすることに。




「どれ、顔見せて」




(初めて言われた…やっぱり不安なのかな)




これでもか、と言うくらい顔を近付け
「おばあちゃん見て~!」
とすりすりしました。笑




(可哀想に…余計に目が覚めたであろう…笑)




「会える時に会いたいよ」
バイバイの時にニコニコ笑顔で言われた。




会いに行ける時は絶対に行きます。