朝の六時半に家を出る。
自転車を漕ぐと空気が冷たかった。
正午すぎにバイトが終わってまた自転車を漕いだけど、暑くはなかった。
心地いい涼しさを通り越してもう肌寒くなってる気がした。
自分のなりたい姿がわからない。
お彼岸だから餅が食卓に出た。
あともう一つ食べたい気もする。
でも、家族が従姉妹が細いという話題を出して、手をつけるのをやめた。
学歴も、容姿も、考え方も、
人と優劣を競って得られる悦には浸りたくない。そもそもそんなことに幸福を見出すのもどうかと思う。
自分の好きなようにすればいい。
頭でわかっていても、どこかで他人と自分を比較されることに敏感になっている。
誰かがそうしてこなくても、自分でいつのまにかそんな癖がついている。
満たされない、何で満たせばいいのかもわからないでいる間に身のうちに巣食った劣等感が、ぶくぶくと肥大化して自由に身動きがとれない。
また昔の夢を見るようになった。
ふとした瞬間に昔を思い出すようになった。
誰も私なんか見ちゃいない。
なのにまた一人浮き足立っている。
変わりたい、変わりたい、ってずっと焦っている。そうするほどに私は何も変わっていない。
いろんな人が眩しく見える。
今はもう布団をかぶって夜を待って夜を過ごして。そんな日々を望んでいる。
来週から学校。