なかなか寝付けなかった。
暑くて布団を蹴っ飛ばして、少し肌寒くてまた布団を引き寄せる。こんなことを繰り返してた。

あなたが歌う夢を見た。

もう5月なのにまだ夢に出てくるのか。

あなたが歌った歌を覚えていない。
それほど自分は夢の中で避けていた。

人を忘れるのはまず声から。
次に顔。
最後に思い出。

前まで夢の中ならはっきり顔を覚えていた。
でも起きるとモヤがかかったように思い出せない。

今では夢の中でさえ顔を覚えてない。
顔を見てないとも言う。

覚えてないならもう見たくないのに。
自分だけが進んでないみたいだ。

もうすぐ夏が来るんだろうな。