今朝から風が強く、午後からは雨も降っている。

夕方の五時を知らせる音楽が鳴った。

一日中家の中にいると、時間が過ぎるのがとても遅くなった。

時刻が、日付けが、曜日が進むのがあまりに遅くて、つい最近まで制服を着て忙しなく学校に通っていたのが拍子抜けだ。

毎日夢を見る。

ほとんど毎日一緒に登校していた子と、どこかの店の商品棚の間を忙しなく歩く夢。

話したことのない人と、隣に並んで絵を描きながら普通に話をしている夢。

また戻りたいな。

卒業式を思い出していた。
先生がずっと大切な話をしているから、みんな何となく照れ臭くて、でもじっと耳を傾けて聞いていた。
まるでまた明日学校で会うように、次の日が学校で続くように帰路についた。

忘れないで、なんて言葉は言う側も言われる側にとっても呪いみたいだ。

だからせめて願うのは、いつか会って話をしたらお互いを思い出そうということ。