【2026年への航海図】AI時代に「食いっぱぐれない」一生モノのスキルとは何か?未来を拓く5つの講義
こんにちは、ライターの辻藤です。
単なるノウハウを超えて、「生きる力」としてのスキルを伝えるエッセイ(シリーズ全5話)、第1話では「課題を見つける力」が土台になるについて解説しました。
しかし、どんなに素晴らしい課題を解決する能力を持っていても、それが伝わらなければ、残念ながらあなたの給料は上がりませんし、希望する会社にも入れません。
今回の第2話では、そんな伝わらないを解決する【翻訳力】について解説していきます。
どうぞお読みください。
第2話:
自分という商品を売る技術
〜 【翻訳力】「すごい実績」なんてなくていい。あなたの価値を、相手の言葉に変換する魔法 〜
2026年の転職市場で必須となる2つ目のスキル。
それは、「自己マーケティング力」、言い換えるなら「翻訳力」です。
「私には何もない」という呪い
転職を考えたとき、多くの人がこの壁にぶつかります。
「私には、人に誇れるような実績がありません」
「ただの事務でした」
「ただの営業でした」
誤解しないでください。
企業が求めているのは「スーパーマン」ではありません。
企業が求めているのは、「自社の未来の利益に貢献してくれる人」です。
ここで多くの人が損をしています。
職務経歴書に「過去の事実」だけを書いてしまうのです。
「事務を5年経験しました」
「エクセルが使えます」
これでは、採用担当者の心は動きません。
「で、それがウチに何のメリットがあるの?」と思われて終わりです。
価値を「相手のメリット」に翻訳する
一生モノのスキルを持っている人は、自分の経験を相手の言葉に「翻訳」します。
「私がやってきたこと(過去)」を語るのではなく、「私があなたに提供できる価値(未来)」を語るのです。
具体例を見てみましょう。
【ケースA:一般事務の経験しかないと悩む人の場合】
-
×(事実):「事務を5年やっていました。ミスなく処理できます」
↓ -
〇(翻訳):「業務フローのボトルネックを発見し、チーム全体の残業時間を削減する仕組みを作れます」
(※事務作業の中で効率化を工夫した経験があるなら、それは「業務改善スキル」です)
【ケースB:飛び抜けた売上がない営業職の場合】
-
×(事実):「ルート営業をしていました。売上は平均的でした」
↓ -
〇(翻訳):「顧客の潜在ニーズを聞き出し、長期的な信頼関係を築くことで、解約率を下げる『守りの営業』が得意です」
(※派手な新規獲得はなくても、顧客と向き合ってきたなら、それは「リレーション構築スキル」です)
分かりますか?
「何をしたか(What)」ではなく、「どんな価値を提供できるか(Can)」に言葉を変換するのです。
異業種へ飛び込むためのパスポート
この「翻訳力」があれば、たとえ未経験の業界に転職する場合でも怖くありません。
「前の業界でのこの経験は、御社のこの課題解決に役立ちます」と言えるからです。
これが、スキルの持ち運び(ポータブルスキル)です。
自分には大した実績がない、と嘆く必要はありません。
あなたが当たり前にやってきた工夫、気遣い、失敗から学んだこと。
それらは原石です。
あとは「相手の言葉」に翻訳して磨き上げるだけです。
2026年、企業が欲しがるのは「ただ作業ができる人」ではありません。
「自分の価値を正しく理解し、それをどう貢献できるか語れる人」です。
今日から、自分の仕事を「翻訳」する練習を始めてみてください。
さて、論理的なスキルが続きましたが、次はもっと人間臭い、でもAIには絶対に奪えない領域の話をします。
第3話は、「感情」をテーマにお送りします。