グレーゾーンのケアをなくしていくことが大切です。 | 介護のコンプライアンスに強い経営コンサルの独り言

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介護・医療業界の制度やコンプライアンスに強い経営コンサルが、これから超高齢化社会を迎える日本の将来や親の介護、子供たちの未来についてちょっとヒントになる独り言。親の介護で困っている人、介護に携わる組織の経営者や職員にも役立つ情報を発信していきます。

こんにちは、
まなぶっちです。


毎年、4月になると
クライアント先で新入社員向けに
コンプライアンスの研修を行う機会が多くなります。


特に、今年は高齢者虐待防止に関する依頼が多く、
川崎市の事件が介護業界に与えた
影響の大きさを感じています。


私のクライアント先では
もっぱら身体的な被害がともなう
いわゆる身体的虐待については、
過去に起こっていないと
報告を頂いています。


高齢者虐待で報道等で大きく取り上げられるものは
身体的虐待ですが、介護の現場では
明らかに虐待と分かるような
身体的虐待の発生数はそれほど多くなく、
実は利用者や入居者等に対する
心理的な虐待の方が多いと言われています。


心理的虐待については、
身体的虐待のように明らかに
虐待を行っていることを示すような
痕跡が残らないばかりか、
虐待を行っている職員等が、
忙しさ等により意識的に行っていない
場合がおおいといった特徴があります。


こういった知らず知らず、
虐待につながるような行為は
明らかに虐待であるとい言いきれないことも多く
グレーゾーンのケアと呼ばれています。


グレーゾーンのケアには具体的に
・声をかけられても聞こえないふりをする。


・なにか訴えたそうにしている利用者に対して忙しいふりをする。


・オムツが汚れていることに気付いてもオムツ交換まで放置する。


・「食べたくない」と言っても無理やり食べさせる。

・入浴を嫌がる利用者を車イスに乗せ入浴させる。

・「○○しますね」と同意を得ずに一方的なケアを行う。

・本人にばれないように食事に薬を入れる。


等が代表的な例です。


これ以外にも、色々とある思いますが、こう言ったグレーゾーンの行為は


・職員の技術や知識が不十分であったり、


・人員不足により、ケアを提供するひとりあたりの負担が大きいこと、


・疲労やストレスによって心の余裕がないこと、


・どうしても業務が優先になり時間通りに行うことが求められなど


業務を行う職員への負担が大きくなることで
グレーゾーンと言われるケアが増加し、
やがて虐待への綱刈って行くと指摘されています。


その為、職場では研修では
職場での良好なコミュニケーションの大切さや
グレーゾーンのケアを見かけたら勇気をもって
注意することの大切さをお話しています。


虐待を起さないためには、虐待に発展する可能性のある
グレーゾーンのケアをできるだけなくしていくことが
大切ではないでしょうか?



最後までお読み頂き、有難うございます。

本日は、これにて。