通常
演劇は一公演に1or2回の私
劇団K助15回公演
『ゴッドストーリー』は
私としては珍しく
3回観劇しました
劇団代表
作・演出の金沢知樹さんは
『ゴッドストーリー』を
代表作にしたいと
意気込んだそうです
代表作になるかどうかは
何年も後になって
わかることで
それこそ
「神のみぞ知る」ところ
しかし
神様はこの作品
お気に召したのでは
ないでしょうか
どん底の人生の終りに
愛する女性の
胎内に宿った命に
初めて希望に満ちた
「明日」を見つけた男性
戦争という時代に
翻弄されたその息子もまた
死刑を待つ牢の中で
妻の胎内に宿った命を知り
自分の生きた意味を
見つけ出す
父と同じように
彼ら親子を
そんな運命に導いたのは
様々な神達
しかし
神が人間の人生の先行きに
直接手を下すのは
戦争が起こる時だけ
一人の人間を
歴史に名の残らない
「無名の英雄」に仕立てあげ
犠牲になる人間の数を
少なくするため
結局
人間が一番
愚かしい生き物
ということなのでしょうか
重いテーマを
苦しくならないように
見せてくれたのが
個性的で
明るく楽しい神様達
コメディタッチに
描かれた彼らは
それはそれは
魅力的でした
芸達者な
役者さんばかりなので
なおさら引き立つ
神々のシーン
私のご贔屓の
富田翔くんは
コミカルな
演技にも関わらず
正に神々しいほどの
美しさを放っていました
今回の芝居
MVPを決めるなら
文句なしに
粟島瑞丸くんです
どん底を生きる男を
文字通り体当たりで
鈍いけど強い光りを放っ
銀のように
輝いていました
本当に魅力的な
存在感がありました
個人的には
これは
男性の感覚による作品だと
感じました
父と息子の物語ですから
当然なんですが
出産を経験した女性が
作っていたら
違う解釈が
あったかもしれません
それは
どちらが
正しいとかではなく
男女の本能的な違い
三人の息子達を
妊娠・出産した私が
常日頃抱いていた
男性の心情に対する
漠然とした疑問が
何となく
少し解りかけたような
気がします
悲しいけど
光と優しさのある
そんな作品でありました
8月にDVDになるそうです
今回
ご覧になれなかった方も
是非!