齋藤孝著 『読書力』 (岩波新書)


すでに超有名人になった著者ですが、この本が出た頃はまだそれほどでもありませんでしたね。

これは非常によい本だと思います。


「なぜ読書しなければならないのか」という愚問(!)にあえて答えたのが本書です。
「精神の緊張を伴う読書」により「自己形成」と「コミュニケーション力の強化」がなされる理由がわかりやすいですね。

恥ずかしい思いを感じながら読み進めました。

著者は読書力がある基準として、
「文庫100冊、新書50冊を読んだことがある」(2~4年で)
というラインを設定しています。


「優れた人間との対話」が読書である。
「高い才能を持った人間が、たいへんな努力をして勉強し到達した認識を、二人きりで丁寧に話してくれる」コストパフォーマンスの高いものが新書だ。
と聞きますと、早速、本屋に行きたくなりました。
(まあ、最近の新書は、品格・質がかなり低下しており残念ですが・・・(ノ◇≦。)


精読したい、という方もいるでしょうが、
「広く読んでいる方が、ある本を深く読める」
というのも一理あると思いますので、
その意味でも「精神の緊張を伴う読書」を大いにおすすめします。