アカペラに限らずですが、同時に鳴っている違う高さの音をその場で聞き取れていないとアンサンブルは勿論、一人でピアノを弾くことさえ本来は困難です。
色々と音が鳴っていると「一番上」の音は比較的誰でも聞けているでしょうが、それ以外の音の認識は曖昧になりがちです。
このブログでも何度か書いていますが、分解能を上げる訓練は比較的単純です。
鍵盤楽器などで3つの音を同時に適当に出します。
きれいなコードでもそうでなくても構いません。
その鳴っている音を下から順番にハミングで歌ってみて、合っているか直ぐ確認します。
最初のうち下2つがなかなか分解出来なかったり、逆に聞こえていたりということがあるかもしれませんが、少しずつクリアに分解聞き出来るようになります。
3音では簡単過ぎる人は4音、5音でやってみても好いでしょう。
この分解能アップは音感的には絶対、相対以前の問題として重要です。
分解出来なければ、ピッチも音程間隔も認識しようがありませんので。
地味~な練習ですが、時々やってみてください。
アカペラなどの場合、全員をバラバラに聞けるのは勿論のこと、誰がどうなっているかも分かるようになるので、諸々対処の仕方の幅も広がります。
分解能アップしましょう。