どんな考え方もありとはいえ、これに関する誤解は今も多い気はします。
誰かが修正しても、誤解の再生産の方が圧倒的に多いのかも。
他の分野もそういうことはあるあるなのかもてすが。
絶対音感者は相対音感が弱いなんてのもそういうのの筆頭かも。
もちろんそういう人もいることはいます。
本当に絶対音感しかないという人。
でも極めて少数でしょう。
多くの絶対音感者は相対的な幅、比率にも敏感で微調節を意識的、無意識的に行っています。
誤解の起きやすい現場はア・カペラなとで多くの人のキーが下がったり上がったりしたところに寄っていってしまう時に絶対音感者が何とかキーを保とうとする時でしょう。
多勢に合わせることも出来るけれど、少しでもキーを戻せる、保てる方向に行きたいのは本来当たり前なのですが、多勢に無勢、、絶対音感のない多くの人にはこれが全く分からなかったりして齟齬を生むことになります。
絶対音感がなくてもキーを保つことは出来ますが、声の訓練が足りないと上がったり下がったりしてなおかつそれに自分で気づけない、しかもそういう人のほうが多い、ということがかなりしばしばあります。
他の哺乳類は音楽的には絶対音感しかない(相対音感がなく移調した曲を同じと同定出来ない)ようです。人間には相対音感もある、比率で聴くことが出来る、これ自体は素晴らしいのですが、何故か大多数の人が絶対音感を持たないためにこんなことが起きたりします。
それで変な反目?が発生したりもするのは残念なことです。
人間は絶対音感を取り戻すことも、相対音感を育成することも同時に出来ます。
この辺のこと、また時々書いていこうと思います。