本日は、いつも親しくしていただいている炭焼きの坂さんのつながりで、
石見八名窯炭焼工房へ行ってきました。
炭焼き見学と石見八名窯で実際に炭焼き体験してみる事が目的です。
僕のビジネスプランの最初のアクションです。
島根県は、炭焼き王国でした。
東の岩手、西の島根と言って、全国2位の木炭生産量を誇っています。
大正八年、島根県は黒炭生産に力を入れるため、
愛知県八名郡吉田村(当時)から平田正衛氏を招いて大々的に築窯指導してくれました。
その窯が、八名窯(やながま)と呼ばれるようになり、黒炭生産が良質で生産量が多く取れた。
島根県の山村では、炭焼きが産業として強かったらしいです。
炭焼き農家や職人も収入が安定していて、子供を大学入学させたり、
サラリーマンの2倍の収入を得ていた人もいたくらい。
昭和35年を境界にして、ガスや電気といった炭の代替え用品が普及してからは衰退の一途を辿りつつあり、
さらに生産者の高齢化と安価な輸入品の影響で、江津市内では使われていない炭窯が点在しています。
途中に川平町山奥部過疎地を視察に国土交通省の人が視察に来ました。
限界集落を越して、消滅集落との事です。この話はまた別の機会に。
木炭となる(クヌギとカシと雑木)を設置。大きな石見八名窯。一度に4~5tの木が炭窯に入る。
炭化すると10分の1程度になり400~500キロの木炭が製造される。

石見八名窯炭焼工房のお茶教室用の木炭。
普通の市場用木炭を作ると、木炭生産回転率をあげても追いつかない。
価格の高い嗜好品のお茶用の木炭を作ることにより、
BBQ用木炭と価格面で差別化を図ることが可能になった。

木炭になる前のクヌギの木。
これから3割程度は炭化して縮小することになる。

本日点火して、今度は炭出しです。