編集長T島の毎日がスペシャル 略して「毎スペ」 Ver2
著者 小林よしのり、田原総一朗


すごいパワーのある本です。

漫画家の小林さんとジャーナリストの田原さんの対談本です。


二人のぶつかりあいと田原さんの断定的かつむちゃくちゃな話が少し笑えました。

笑えるのはいいのですが、戦争の認識や今後の日本のことや過去の日本のことなど、認識が間違っている人が多いほど将来の日本にとって悪いことになりそうなので、そこは笑ってばかりもいられないなと感じました。


小林さんが描いた「戦争論」についてや過去の日本の戦争、日本の外交についてなど幅広い話があるのですが、どうも始めの時点(日清日露戦争、大東亜戦争のあたり)で二人の認識がズレているので、話す内容のほとんどに違いがあるのです。

そこは違いがあって良いと思うのですが、大前提としてのきちんとした知識が間違っているというのは怖いことだと思います。

手段やアイデアはいろいろあって良いと思うのですが。


それは個人の生き方でも同じだと思います。

根本の考え方がズレているとどうしても様々なことにも影響が出てくると思います。

もちろんマイナスの。


そういう意味でも日本は歴史のある国なのだから、他国が言う歴史認識ではなく、きちんと資料を調べた日本独自の歴史認識を国民が共有していることが大切だし、将来のためにもなると思いました。