JR東日本のTrain Suite「四季島」に乗りました。(令和4年5月) 乗り鉄の視点でレポートします。
3泊4日で上越線、羽越本線、奥羽本線、青函トンネル※1、函館本線、室蘭本線、北海道新幹線、東北本線※2、陸羽東線、東北本線と回ります。
※1 正確には、津軽線、北海道新幹線、道南いさりび鉄道 の三線を通過する。
※2. 正確には、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、東北本線 の順に通過する。
1泊目と3泊目は「四季島」寝台泊、2泊目は登別温泉の旅館泊です。
上野駅13番線ホームの一画に「四季島」搭乗者用のラウンジがあり列車到着までゆったりとくつろいで待っていると「四季島」が入線。
「四季島」は搭乗者用出入口は片側一箇所だけなので13番線からは乗れず、特製の13.5番線から乗車します。
駅職員たちの盛大な見送りを受けていよいよ発車。
出発してひと息ついて落ち着いたころ、和食コースのランチ。
ダイニングカーにて上越線の山々を眺めながらの食事で旅に出た感 全開。ランチ後は車内で紙風船の製作などの手芸を楽しんだり、新潟の地酒を味わったりしながら「四季島」は上越線から羽越本線に入って日本海沿いを北上。
ところどころで、沿線の人たちの歓迎パフォーマンスを見るなどで小休を挟みながら、変わりゆく日本海の絶景を満喫。
夕陽が沈むころフレンチコースのディナー。
このあと秋田駅でナマハゲの歓迎パフォーマンスがあったのですが、青函トンネル区間では起きていたいので、ナマハゲには失礼して早寝。
3時ごろには起きなくてはいけないのであまり眠れないまま青森駅に到着。進行方向が変わって発車後 程なく停車。少し経ってまた逆方向に発車。
あとでトレインクルーに尋ねてみたら、上野駅の13.5番線側に乗降口を向けるために青森の三角線で方向転換したのだそうだ。それとこの方向転換のおかげで、客室が羽越本線も函館本線も海側を眺められるので一石二鳥。嬉しい配慮です。
夜が明けて旧津軽今別駅を過ぎたところで新幹線に合流し三線区間に突入。新幹線開業後 青函トンネルを通過する在来線列車は貨物列車のみで、旅客列車はこの「四季島」only。先頭車から三線区間を眺められるのは貴重な体験です。
程なく青函トンネルに突入。新幹線規格の線路なので乗り心地が格段に良くなり、高速で突っ走ってもまったく安定した走り。
新幹線開業以前にあったトンネル入口のブルーライトと最深部のグリーンライトは無くなっていました。