アラビア語は,なぜ右から左に文字を書くのか | 通訳・翻訳に携わるスタッフのブログ

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アラビア語は,なぜ右から左に文字を書くのか・・という疑問がネットで話題になっていますね。

確かに,右利きの人がインクで文字を書く場合,右から左に文字を書くと,インクが乾く前に手の腹の部分が書いた文字に触れてしまい,手が汚れますし,インクが滲んで見栄えも悪くなります。

それに,万年筆で文字を書く時のことを想像していただくと分かりやすいと思いますが,ペン先は左から右に動かした方が,また上から下に動かす動きの方がスムーズに字が書けます。その逆の方向にもペン先を運んでも文字は書けますが,若干紙にひっかかる感覚があり,書き悪さを覚えます。

こう考えると,アラビア語が右から左に文字を書くという習慣は合理性が無いように思えます。

ただしこれらは,あくまでも「ペンで書く」場合の話です。

一説には,古代において,「文字は半永久的に残すもの」という認識が強く,そのために,建物の壁などのレリーフの一部として文字が「刻み込まれ」ました。

その際,左手にノミ,右手にハンマーを持ち,一字一字彫り刻んでいったわけです。そう考えると,右から左に流れる線の方が彫りやすいでしょうし,右上から左下に向かう線で構成されるアラビア文字は,彼らにとって都合のよいものであったと考えられます。

ときおり,アラビア語のDTPについて,お客様からお問い合わせをいただくことがあります。

Wordでアラビア語の翻訳データをもらって,それをIllustratorに貼り付けたら,文字化けしてしまうんですが,どうしたら良いでしょう?というお悩みです。

そのままテキスト貼り付けしたら文字の順番が逆になって貼り付けられてしまいます。

わかりやすくするために,英語文字に置き換えて説明しますと,Word上で「ABCD」と表示されている文字列をIllustratorにそのまま貼り付けると,どうなるか・・・,「DCBA」となります。
なぜならば,画面上「ABCD」と表示されていますが,実際にはWordの内部では「DCBA」という文字列を右から左にフォントを並べているからです。

当然,Wordで「右から左モード」になっている時には,カーソルを右に移動させるためには,キーボードの左矢印を,左に移動させたいときには,キーボードの右矢印を押さなければならないので,最初は戸惑います。
カーソルの左の文字を消そうと思って,ついBackspaceキーを押すと右の文字が消えて慌てたりします。

残念ながらIllustratorは,右から左にフォントを反転整列させて表示するという機能がありません。ですから,ワードからコピー&ペーストした文字列を,単純に左から右に並べていってしまうので,文字化けが発生します。

では,どうすればWordのアラビア語データをIllustrator上に正しく貼り付けられるか?
アラビア語やペルシャ語のアウトラインデータが欲しい!

どうぞ,株式会社東海綜合翻訳センターへお問い合わせください。
アラビア語やタイ語など文字化けが発生する言語のIllustratorによるDTP作業を賜ります。

お手持ちのデータのアウトライン化の作業のみの場合もお受けしますので,まずは弊社までご相談ください。

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株式会社東海綜合翻訳センター

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