私が新撰組って何?と思ったのは、

大島渚監督のご法度という映画を

観てからです。

それまで、何の関心もなかったの

に、若さゆえの過ち、男の世界の

危うさ、そんなものに心が引きこ

まれました。


世間の思い込みとは違い、土方さ

んは泥臭い男に感じました。

あの修正写真は甘過ぎます。

映画の北野武さんはピッタリだった

ように思う。いろいろな本を読ん

でいると、沖田さんはさんまさんの

ような方でした。

色黒で年中笑っている若者。


いつの世も変わらないのは、

新撰組の中にも男色というものが

あるという事。それにより余計な

命さえ失ってしまう。


司馬遼太郎さんの新撰組血風録は

読みやすく、面白い。


私の感情移入は、

最終的に会津若松城の松平容保

さんに気持ちが行くのですが、

歴史、時代というのは、

不思議なものです。

たった157年前には、

ちょんまげ侍さんたちの世界

だったのですよね、この日本。


道という字は、

首を持って歩まねばならない位

怖いものだったそうです。

追い剥ぎなるものがいました。

あたりまえのように思いますが、

道がなかったのです。

ご近所さんへの道とは違います。

旅に出る事が命がけだった訳です。

新撰組を目指して若者は京都に

向かいました。


若さゆえのひたむきさ、

決断の甘さ、

滅びの美学、

新撰組は殺人軍団ですが、

人を魅了するものがありました。


大政奉還をしてからの、

会津の悲劇は涙を誘います。

最後の将軍徳川慶喜も、

生き延びても屈辱感は計り

知れなかったでしょうね。


歴史は小説を読むのが一番

頭の中に入るのを知ったのは

20代でした。

今では、登場人物の名前を

覚えるのに一苦労です。


何かと古い話ですみません。


徳川家康

織田信長

豊臣秀吉

源頼朝

平清盛

ここまでは分かるのに、


武田信玄の時代が

今一頭に入っていないので

本を読みたいと思っています。


それから、

日本史は西暦でないので、

世界史と重ならない私がいて

情けないです。


中学の教科書が欲しいと思う

この頃です。


学生時代に

もっともっと真剣に勉強を

すべきでした。

いつも反省しています。

歴史なんて過去のこと、

英語は外人の言葉な〜んて

ばかな屁理屈を言う人間でした。

恥なり。


映画

ご法度星4.5でした。

大島渚監督さすがでした。


新撰組の本は大量にあります。

生き残った人たちの、

精神状態は酷いものでした。

新撰組は警察の役割をして

いたつもりが、

勝てば官軍負ければ賊軍です

からね。

戦争から帰った兵隊さんと

同じでした。