~前回の続き~

『フーナーテスト(性交後検査)』の結果は、もちろん精子が確認できるはずがない。
後々わかるのだが、僕が『無精子症』なのだから…

この時はまさかまだ自身が『無精子症』だなんて思ってないから、偶然確認できなかったのだろうと思った。
フーナーテスト(1回目)時は仕事も少し大変だったため、疲れやストレスが原因だと思った。

しかし、この頃から僕は少しずつ悪い予感がしてきたのである。
それは『無精子症』を疑う思い当たる節が、これまでの人生において2つあったからだ(過去の記事『あぁ、やっぱりか…』参照)。

後日、日を改め、1~2週間後にフーナーテスト(2回目)を実施してみることになった。

妻は、フーナーテストをした後は、軽い体調不良を訴えることが多かった。
フーナーテストは、女性器の中に棒(検査具)を入れ、全体をぐりぐりとかき回されると言っていた。
男性にはわからない痛みだ。

体調不良は、一晩寝れば回復する程度であったが、痛みをこらえて下半身に余計な力が入り、腰回りの変な筋肉痛を訴えることが多かった。

検査後は、夜寝る前に僕が妻の腰回り(特に背中)をマッサージしてあげると、『楽になった』と喜んでくれた。


~続く~