『非閉塞性無精子症』と診断された瞬間、

僕は『あぁ、やっぱりか』と思った。

 

非閉塞性無精子症と診断するには2回以上精液検査をし、診断する。

 

僕は、すでに1回目の精液検査の時点で精子はまったくの『0』と診断されていた。

 

1回目は妻が通っていた産婦人科、2回目は紹介された男性不妊治療専門の泌尿器科にて実施した。

精液検査については、後日また詳細に書きたいと思う。

 

1回目の精液検査結果を聞いた時、これまでの人生で『無精子症』かも?と思い当たる節が2つあることをすぐに思い出した。

 

1つ目は、恥ずかしながら他の男性より陰部が小さい気がすると自覚があったこと。

 

2つ目は、AVで観る精液より僕が射精した精液は薄く感じていたこと。

 

1つ目について、僕は温泉・岩盤浴が好きでよく行っていた。

温泉では他人の陰部が多少見えるものである。

他人と比べて、全体的に自身の陰部(平常時)が小さいと自覚があった。

 

どうやら『無精子症』と診断される人は、精巣が未成熟なため、正常者と比べるとかなり小さいようだ。

陰茎の大きさは関係ないみたいである。

僕自身も勃起時は平均サイズまでしっかり膨張していた。

 

しかし、僕は精巣が未成熟なため、小さい。

 

2つ目について、AVで観る男優の精液はかなり濃いなと思っていた。

無精子症の人が出す精液(正確には分泌液?)も薄く白濁はしている。

無精子症の人でも白濁液を出します。

しかし、AV男優の精液と比べたら、僕の精液は明らかに薄かった。

AVだから、演出もあり、濃白色なのかなと考えるようにしてはいたが、ずっと気になっていた。

 

さて、話は戻り2回目の精液検査と同時に、

・遺伝子(染色体)検査(結果:陰性)

・エコー検査(結果:陰性)

・血液検査(結果:異常あり)

これらの検査結果も踏まえて『非閉塞性無精子症』と診断された。

 

この時はまだ診断結果を前向きに受け止め、これから男性不妊治療を頑張ろう!と思った。