本日、日産自動車栃木工場から最後の新車GT-Rがラインオフしました。
様々な媒体がニュースに取り上げてます。
NHKも流石の内容!長野のプリンス&スカイラインミュージアムまで取材に行く熱の入れよう。
何かちょっと余韻のある終わり方で(ニュースなのに!)こみ上げるものもあります。
世界情勢、社会からの要求、日産自体の事情と様々な要因はあるかと思いますが、18年間も生産し続け、しかも改良を重ね最後まで世界の第1級スポーツカーとして存在していた事実、本当に畏敬の念を抱いちゃいます。
ロングライフで知られるポルシェ911ですらR35一世代の間に3世代もモデルチェンジして、しかもその都度GT-Rはライバルとしてちゃんと対峙してるのですから、ニッポン男児としては(笑)こんなに誇らしい事はありません。
18年間で48,000台ほど生産されたそうです。
ちなみにR32GT-Rは6年で43,934台、R33が16,520台、R34GT-Rは12,175台。
R35から世界中に輸出もされてるので、国内販売は17,000台ほどとの事です。
18年かけて、たった4年しか生産されなかったR33型と同程度の販売台数だったことに驚きますが、価格帯の変容やその他社会の状況を考えると致し方ないことかもしれません。
むしろその程度の販売台数なのに、まじめにコストをかけて年次改良で進化を続けた事に驚きます。
この開発にゴーサインを出したカルロス・ゴーンと初代開発責任者水野和敏氏との話、強烈なランフラットタイヤを開発したダンロップの話、書き出すときりがないので(笑)この辺で。
こんな奇跡のような車がこの国に存在していたことに心から感動しますし、2025年の今日まで生産してくれていたことに感謝しかありません。
世界中に、どう頑張ってももう48,000台しか存在しないR35GT-R、私も維持できる限り頑張ります。