カレンダー上はまだ5月とはいえ、柔らかな春の日差しはとうの昔に過ぎ去った。近頃日中に射すのは既に夏の陽気を感じさせる眩しく暑い日差しである。最早日本の四季から春と秋が殆ど消えかけているのではないかと疑いたくもなる。それくらいに春が夏へと変わるのは一瞬だった。
 ところでこの男、5月上旬にして早くも2019年の夏フェス初めを切った。某無料のチャリティフェスである。先日はフリーマーケットのイベントとして開催されたアコースティックライブに参加していた(その様子はhttps://ameblo.jp/tschdshtr/entry-12458745972.html)が、所詮はフリーマーケットのおまけ。実質令和初ライブということで胸は高鳴り気持ちが昂ぶっていた。
 だが、野外ライブは昂ぶると同時に気持ちを落ち着かせて冷静にならねばならない。虫、昼夜の寒暖差、日差し、水分補給、様々な問題を解決せねばならないのだ。虫はまだ5月だからどうにかなる、寒暖差もリュックサックに一枚長袖を忍ばせれば良い、水分補給は金に糸目を付けなければ達成される。なので目下の最大の課題は日差しだった。先日のフリーマーケットにて私は日除けを怠っていた。その結果、鼻先はトナカイよろしく真っ赤に染まり、首筋にはくっきりと服と肌の境界線が映写されてしまった。風呂に入れば腕もヒリヒリと傷むし、散々である。それ故に、今回は日焼け対策を練ることにしたのだ。
 と、言っても取れる策は日焼け止めを塗りたくるのみ。帽子はライブの邪魔になるから好きではないし、日傘は論外。自然と策は日焼け止めに頼るのみになる。さて会場に着いてまず日焼け止めを塗りたくる。そしてライブが終わるたびに塗ろうとする。が、肌に触れればどうだ。まだ先程塗った日焼け止めがうっすらと残っているではないか。気温は程よく汗を掻いたとも思えぬ。なので日中はしばらくしたら塗ってを繰り返した。そして日が暮れ始めた夕時、肌に突き刺さるような日差しもすっかり柔らかくなっていたので遂に日焼け止めを塗ることすら忘れていた。
 その結果が真っ赤に腫れた鼻である。何故だ。私はしっかりと日焼け止めを塗り日焼け対策をしたにもかかわらず、まだ焼けるのか。否、理由は薄っすらだが頭で理解している。つまるところ、私の対策不足だろう。とはいえ、ある程度の対策を練ったにもかかわらず日焼けを余儀なくされるのは些か悔しい。それに、風呂に入る時が痛むのだ。男とはいえシミやらそばかすやらとなって残るのも困り物である。

 日焼けとの戦いは永遠のテーマである。