同業者様からのご依頼です。
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H25年式のCX-5
2.2Lクリーンディーゼルエンジン
走行距離は155000Km
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【お客様からの申し出】
*DPFの再生頻度が最近特に多くなってきた、
約100Km走行毎らしい
*燃費も悪くなっている
*エンジンオイルに関しても燃料希釈によって
交換後3000Km走行辺りで
レベルゲージFラインをオーバーしてしまう
まだまだ乗りたいけれど、このような状態では、
安心して乗る事も出来ないと。。。
ご依頼元の整備工場さまで各部点検は済み
診断の結果、やはり今回ご依頼の
インテークポート洗浄しか解決策はない!
とのご判断でご依頼となりました。
エンジンチェックランプ点灯などは無し。
診断機にてダイアグコード点検点検、
こちらも異常コードの出力はありません。
では早速、今回の作業に入ります!
インテーク関連部品を順に取り外し
徐々にエンジン内部の状況が露わに
各所カーボンの堆積が確認できます。
そして、今回のメインとも言うべく!
インマニの取り外しが終わり
いよいよ、インテークポートとご対面
シリンダーヘッドのインテークポートですが、
全てのポート、1/3~1/2くらいがカーボンで
塞がってしまっています
下の画像一番左なんかは、半分以上
インマニ側も 言うまでもなく・・・・・
これじゃ、吸入空気量も激減してしまい、
エンジンは明らかに酸欠状態となり
最適な空燃比!なんて到底不可能。
そりゃ色々と不具合も出て当然
インテークシャッターもコテコテ
先ずは軽く手作業で掻き出しです!
出るわ出るわ、カラカラのカーボン。
こちらも手作業にて
インマニは手作業プラス
超音波洗浄機とクリーナーの力を借りて
残りの汚れを徹底洗浄!
EGRパイプ・同クーラーもつけ置き洗いします。
エンジン側、ポート内部は・・・
インテークバルブ廻りの
ビフォーが
洞窟?
ゾッとする光景が広がっています。
もはや、何なのか??
判別困難状態。
バルブステム太っ!
辛うじてバルブと認識できますが。。。
ポートのアップ!
世の中ではこのような状態にもかかわらず、
平気な顔して走っている車両がわんさかと
いるんだろうなぁ~~と。。
ウォールナットブラスト後は
なんて事でしょう!
この様になります。
(引用画像ではありません。)
何度も言いますが・・・
これ↓が
こうなります!
もう一度!!
改めて比較画像
超音波洗浄から上がってきた各部品が
綺麗になった部品達を組付け。
エンジン始動!
調子よくなってる??
仕上げ作業の
インジェクター洗浄は
リキモリ クリーントロニックの出番
ECM関連の各初期化を行い
テスト走行
本来の力強い走りが蘇っています
発進の立ち上がりや加速も抜群
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