隣県にお住まいですが、日頃から当店をご利用頂き
クルマの事は全てお任せ頂いているお客様より
相談のお電話。
走行中に突然、後ろから思いっきり追突された様な
もの凄い衝撃があったとの事。
後部座席に乗っていたお子さんもその衝撃の大きさに
かなり動揺していて、落ち着かない様子だったらしい。
その後も、暫く走行していたけれど、それからと言うもの
2度3度と同様な衝撃はなかったとの事ですが、
過去にも一回、これに近い症状を感じているらしく、
何だか気持ち悪いし、一度診て欲しいという事で、
日を改めてご来店のご予約。
それから数日後、お客様より入電、
高速道路を走行中にまたもや同症状が出たと！
そして今回はそれだけでなく、スピードメーター内の
シフト表示が実際はDレンジに入っているにも
関わらず、実際の表示は ―
になっていて、A/T TEMPの赤色警告灯も
点滅していると、。。。
このまま乗っていても良いものか？と
流石にお客様も不安なご様子。
症状の大きさ、発生頻度も近い事から、
安全に自走出来るかどうかも微妙、
工場まで無事にたどり着けるか不安だと。
と言う事で、お客様加入の自動車保険会社に連絡
ロードサービス特約を利用して、
当社所有の車両積載車にて引き揚げに。
そして・・・無事に工場に入庫
車両はH21年式 エクシーガ
走行距離は125000Km
症状確認の為、テストドライブへ！
平坦路や登坂路、様々な速度を試したり
時間もたっぷり使って走ってみるものの、
症状は全く顔を出さず・・・・・・・・
診断機を接続し、エラーコードの点検。
過去エラーとしてP1710が残っていました。
お客様から伺った症状やエラーコードを元に
色々調べて行くと、保証延長が出ていた案件と酷似！
ではあるが、残念なことに当車両、既に延長期間外。
どうしようかと、あぐねいていながら調べものをしていたら、
いつも仲良くさせ頂いている同業者さんの記事を発見！
早速電話連絡し、状況説明と相談。
色々と事例やアドバイスを頂き、解決策が見えてきました。
オートプラネットの篠塚さん！ありがとうございます！！
これまでの状況をお客様へ報告し、整備内容と
料金をご案内、症状未確認ではあるのですが、
ご理解いただき作業へと。
オイルストレーナも純正供給無し
ですが、こちらもいつもお世話になっている
フリークさんから調達。
野間さん、ありがとうございます！
こちらの部品、交換作業に入ります。
ATFをドレーンアウト
オイルパンを外します。
磁石にはこんもりと鉄粉が！
ソレノイドバルブも鼠色に
ストレーナも外して
バルブボディー固定ボルトを外して行くと、
溜まっているフルードがまだまだ垂れてきます。
取外しは完了。
ついでにミッションハウジングも綺麗に洗浄
ショックの犯人はどうやらこいつの様です！
センサー類のカプラーを外して行き
新旧比較、対策品に交換します。
こちらも外したついでに洗浄もしっかり！
ここから折り返しとなります！
今回のトラブルを引き起こしたと思われる部分
新しいハーネスを取付けし
各コネクターを慎重に組付け。
バルブボディーASSYを
トランスミッションへ取付て行きます。
新しいストレーナも装着して
各部清掃と脱脂も確実に行い、
オイルパンを取付けし、液体ガスケットの
乾燥待ち時間を次の作業で、有効活用します。
A/Tフィルターの取り替えをしていきます。
十分なインターバルも置いたので、ここから
作業の再開です！
フルードを充填し、エンジン始動。
各レンジへシフト操作を行った後に
レベルゲージにてフルード量の確認。
次に、各学習を行います。
学習値の初期化実施
一連の学習も完了し、
走行試運転と最終の完成検査。
フルード交換の効果もあり、変速ショックも
軽減され、走りも滑らか。
当然、大きな変速ショックもありません！
フルード漏れなどもない事を確認し、
全ての作業が完了です！
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交換前、お申し出の症状は残念ながら
確認する事が出来ませんでしたが、
アクセルオフ時に違和感を感じました。
それは？
エンジン回転の戻りが悪く、前走車に追いついてしまう
様な症状。（ラインプレッシャーが高いのか？）
交換後は、その症状も収まり、完治していると思われます！
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この手のトラブルは未だに全国的に
まだまだ多発しているという声を耳にします。
変速ショックでお困りの方、当店への
ご相談、お問合せ下さいませ。
ご用命ありがとうございました。
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