今回のお客様は、以前に当店を初めてご利用
頂いたお客様がご友人の方でお車に
不具合があるという事で、当店を紹介下さり
メールや電話での打ち合わせの後
ご入庫となりました。
ご紹介下さったお客様のメンテブログは
そして、今回メンテナンスさせて頂くお車は
デリカD5 H24年式で走行距離は80000Km
気になっておられる症状はと言うと・・・
（以下、ご相談メールの抜粋です）
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遠出をするために高速に乗り、少し負荷のかかる
運転を続けていると、距離で大体100km走行したあたりで
CVTが滑るような症状が出てきて、
そのまま走行を続けるとエンジン回転数だけが上がり
スピードが全然乗らなくなっていってしまいます。
最終的にはAT温度警告もメーターに表示され、
30km/h程のスピードしか出なくなります。
その状況から一旦車を停めて
エンジンを切って30分程冷却すると
元通り走れるようになります。
このような症状が2年ほど前の
大体走行距離55,000km程度の時から
発生するようになってしまいました。
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このようにかなり深刻な状態です
楽しいお出かけもこれでは気が気でなりません。
では診て行くとしましょう！
かるく工場の周辺を試走します。
やはり、長時間の高負荷運転をしないと
症状は現れない模様です、時間の関係で
確認できるまで走り続ける事は出来ませんが、
試運転の結果、CVTFの劣化がしっかりと
感じ取る事は出来ました。
次に、コンピューター診断機接続して
コンピュータ、センサーの状態を確認。
特にエラーは拾っていない様です。
一連の前点検もパスしたので、ようやく
フルード交換作業へと移ります。
今回の部品です。
ミッション内部のフルードをドレンアウト
アップで
透明度は無く、色味も黒ずんでいます。
オイルパン取外し
しっかりドレンアウトしても
オイルパンのボルトを緩めて行くと
この様にまだまだフルードが出てきますので
慎重に外して行きます。
磁石もここまでくると本来の能力は皆無
吸着出来ていない鉄粉達はミッション内部を
グルグルと循環する事でしょう！
想像するだけで恐ろしい・・・
オイルパン、磁石を洗浄します
当然ながら・・・
ストレーナーもクリーナーをかけた左下部分以外は
漆黒でした。
内部のメッシュフィルターにも異物が見られます。
当然、バルブボデー側も念入りに洗浄
あとは組付け。
続いて、圧送交換の為にオイルクーラーの
取外しです。
オイルクーラーの奥にはもう一つのフィルター
が装着されています。
真っ黒です
新品はこちら
装着し、専用の圧送交換アタッチメントを
せっとしてからフルード初期充填。
準備完了、圧送交換スタート！
1回目では当然まだまだですので・・・
2回目
ある程度透明度も出てきたので、
メインのフルードにチェンジして
3回目
新油と比較しても遜色ない所まで綺麗になり
交換は終了。
万能添加剤のSOD-1も充填
フルードのレベルを微調整したのち
テストドライブ！
エンジン回転に見合ったトルク感も回復し
音も静かになっています！
不具合の解消は未確認ですが、
きっとご満足いただける状態に回復していると
思われます。
施工後お客様からインプレッションの
メールを頂いたので、抜粋してご紹介させていただきます。
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主に高速道路での加速時にエンジン回転数が上がる時、
今までCVTが"キィーン"と高い音で唸っていた音が
90%以上低減されました。
今まではCVTだから唸り音が出て当たり前だと思って
オーナーも私も乗っておりましたが、
ほとんど唸り音が消えてビックリしました！
また加速時のエンジンのトルクの伝わり方も
若干ですが良くなったような感じがしますし、
エンジン回転数の上がり方も
若干穏やかになったような気がします。
私もこのデリカで一緒に遠出することが結構あるのですが、
横に乗っているだけでも違いを凄く感じています。
何よりオーナー自身が改善具合に凄くビックリしてまして、
今回作業してもらって良かった！
と喜んでおります！
高速道路での長距離はまだ試していませんが、
多分この調子であれば全く問題無さそうですね。
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その違いをしっかりと感じて頂けたご様子で、
本当に良かったです。
しっかりメンテナンスで
これからもカーライフを満喫してください。
ご用命ありがとうございました。
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