昔、ミランのFWにインザーギという選手がいた。
スピードも足元のテクニックも高さもないけれど、毎年のようにセリエAの得点王争いをする不思議なFWだった。
インザーギは、抜群のボジショニングセンスと相手ディフェンスラインに対しての裏への飛び出しを武器にゴールを量産した。
下手くそで足が遅くて体が小さい選手でも生き残れる術を彼は示してくれたような気がする。
同じ時代のミランにガットゥーゾという選手がいた。スピードも足元のテクニックも高さもないけれど、負けん気と維持だけは誰にも負けないようなボランチだった。
信じられないくらいのスタミナと粘り強さで彼は黄金時代のミランの心臓とまで呼ばれた。
下手くそで足が遅くて体が小さい選手でも生き残れる術を彼もまた示してくれたような気がする。
サッカーというスポーツを好きになってからというもの好きになるのは決まってこういった選手ばかりだ。
ジダン、ロナウジーノョ、C・ロナウド、メッシたちのプレーは華があり見ていて楽しいのは間違いないけれど、胸がときめくのはやっぱりインザーギのポジショニングセンスだったりガットゥーゾの気迫だったりする。
これは何もサッカーに限ったことでもなく、容姿端麗で何をやらせてもそつなくこなしてしまう人よりも、何もできないけれど1つだけとんでもない武器を持っているような人に僕は魅力を感じてしまうらしい。
※この記事は彼氏からの投稿です。