こんばんは!TSBBC(鈴木尚広ベースボールクリニック)です。

 

足裏の意識は感じていますか?

投げる・打つ・走る・捕る時に、「母指球で蹴る、母指球に体重をのせる」

などと、指導されたこともあると思います。

 

確かに、母指球は力が入りやすく意識しやすいですが、

・一歩目が出づらい、、

・前傾姿勢が強く感じる、、

・母指球が痛くなった、、


などの経験とかありませんか?

 

母指球の使い方によっては身体の動きが悪くなり、怪我につながる事もあります。

どのような身体の使い方をしたらいいのか考えてみましょう。

 


🟩なぜ母指球を意識するとダメなの?


母指球を意識して立っているとつま先重心になり少し前傾姿勢になります。

すると母指が反る感じになり母指の伸筋群、脛の筋肉などに負担がかかって指や足首の関節に負担がかかってきます。

 

母指の伸筋群は、足首前面を通り脛骨(スネ)に繋がり筋膜の関係で太もも前面の大腿四頭筋に繋がっていきます。




母指球長母指伸筋前脛骨筋大腿四頭筋が優位になると足首、膝、股関節の動きが悪くなってしまうのでパフォーマンスも下がってしまいます。


特に守備や走塁の動きの時に影響がでやすいかもしれません。

あとは、立っている時でも母指球に乗せていると膝上の大腿四頭筋に力が入りやすくなります。

 

脛や大腿前面の筋肉は、TSBBCではアウターマッスルと考えているので、使いすぎる事によってパフォーマンスの低下、ケガの原因にもなります。

 

 

🟩母指球を意識するとどんな事が起こりやすくなるの?

 



・足首前面に負担がかかる。

・脛骨と大腿骨の捻れが起こり膝に負担がかかる。

・股関節が内側に入りやすくなる。(股関節内旋)

など、内股になりやすく足首、膝、股関節に負担がかかるのでケガも起こしやすくなります。

 

例えばどんな症状があるのか

⬇️⬇️

・足の母指と示指の間が痛い、、

・足首前面が硬い、痛い、、

・膝のお皿の下、膝上、膝内側が痛い、、

・股関節がつまる、引っかかって痛い、、

 

母指球を意識した動きをすると、

・アウターマッスル優位な身体の使い方になる。

・動作の一歩目が出しづらくなる。

・体幹が安定しづらくなる。

・前傾姿勢になり前へ倒れそうになる。

といった動きが起こりやすくなります。

 

ただ野球の動作で、母指球を使わないでプレーをするのは無理です。

足底の重心の意識を変えるだけで、負担のかからない身体の使い方ができるようになります。

 


🟩母指球に負担のかからない使い方


そのためには、TSBBCで伝えている体軸筋(インナーマッスル)優位にした母指球の使い方ができるとケガのリスクも減ります。

ポイントは、「内くるぶし下の踵よりの重心」にします。


重心が踵よりになるので使う筋肉も前面から後面へ移動してきます。

体軸筋の後脛骨筋ヒラメ筋膝窩筋ハムストリングスが優位に使えるようになるので、アウターマッスルの力が抜けて体も動きやすくなります。




母指球は「点」、内くるぶし下では「面」で体を使うイメージになります。


足裏を面で使えると、足底の感覚も良くなり下半身が安定するので上半身への運動連鎖も繋がりやすくなり動きがよくなります。

 


🟩踵重心を意識する方法。



1、割り箸を2本用意して横向きに地面に置きます。


2、くるぶし下に割り箸が来るように合わせて踏んで立ちます。


3、10秒くらい立っていると自然と重心が踵側にスッと動きます。

 

感覚的には後に引っ張られる、後に倒れそうになる感じになると思います。

普段からつま先重心の人は、かなり後重心に感じます。

 

踵重心を意識できるようになると、踵重心でありながら母指球を使えるような体の使い方ができるようになります。


日常生活から内くるぶし下に重心がくるように意識してみてください。


 

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