こんにちは!鈴木尚広のベースボールクリニックです!
「力を抜いて!」「リラックスして!」など、野球の試合をすると何度飛び交うかわからないこの言葉。。。
当たり前ですが、「緊張してそうな人」「力んでそうな人」によく使われる言葉ですよね。
しかし、その声掛けは本当に正しいのでしょうか。
本当にリラックスできれば、力を抜くことができればパフォーマンスは上がるでしょうか。
答えは「NO」です。
というのも、スポーツ心理学には「逆U字曲線」と言うものがあります。
🟩逆U字曲線とは
逆U字曲線は、グラフで表すことが出来ます。
縦軸はパフォーマンスで、上に行けばパフォーマンスが高い状態。
横軸は、原点が緊張状態で、右に離れていくほどリラックス状態。
そして、このグラフは「逆U字」を描く。
つまり、高いパフォーマンスを発揮するためには、適度な緊張状態であり適度なリラックス状態が良く、緊張のし過ぎはもちろん、リラックス(気の緩み)のし過ぎも良くないと言うことです。
🟩皆さんのチームではどうでしょうか。
「自分が打たなきゃ」「エラーしたらどうしよう」などと考えてしまっている過緊張状態の選手。
試合中なのに、談笑していたり、関係ない話などをしているのは、リラックス・気が抜けている状態の選手。
これは、選手個人の問題ではあるが周りのチームメイトや指導者が、それに気付き適切な声掛けをするかもとても重要になってきます。
普段の練習で言えば、監督(指導者)への恐怖心などがあると、監督(指導者)のいる時といない時で成績が変わる選手もいますよね。
これも、余計な緊張状態と言えるでしょう。
もしこのように、監督(指導者)のせいでパフォーマンスが変わってしまう選手がいるのであれば、普段の指導方法や指導言語を改めて見直す必要があるかと思います。
🟩大事なことは?
このように、強いチームを作り上げるには「選手1人1人が自己分析を行い、自分を知ること」「周りの選手の状態の変化に気付くことが出来るか」が重要になってきます。
皆さんも、こういった視点で改めて自分、チームメイトを見直してみてはいかがでしょうか
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