こんばんは!TSBBC(鈴木尚広ベースボールクリニック)です。
バッティングの時に手首が痛くなった事ありませんか?
・インパクトの瞬間に手首が痛い…
・親指側がズキっと痛くなる、、
・手首にテーピングを巻いて練習をする、、
といった経験があるかと思います。
こんな時、どのようなケアや予防をしていますか?
🟩手首はこんな複雑な作りなんです!
画像の引用元::ネッター解剖学図譜
出版:丸善株式会社
一部改変
手首は手の8個の手根骨と親指側の橈骨、小指側の尺骨からなり、親指側の手根骨と橈骨で橈骨手根関節を作ります。
画像の引用元::ネッター解剖学図譜
出版:丸善株式会社
一部改変
手首の動作は背屈(伸展)、掌屈(屈曲)、橈屈、尺屈、橈側外転(前腕回外)、尺側外転(前腕回内)があり動きによって使う筋肉も変わってきます。
特に、野球で手首を痛めた選手を見ると背屈、橈屈、橈屈外転での動作時痛が多く、バッティング時でのリストの使い方が関係しています。
🟩手首が痛くなる握り方は〇〇を使っている!
手首を痛める人に多いのがバットの握り方が関係していて5本ある指の中でも「親指側」の握りが強くなっている事が多いです。
そうなると、手首の橈屈、背屈が強くなり手首の関節である橈骨手根関節に負担がかかります。
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一部改変
筋肉では長母指伸筋や腕橈骨筋、橈側手根伸筋が硬くなり動作時に筋膜同士が擦れあって痛みが出ます。
また、親指側の手首が痛くなると、
前腕伸筋→肘の外側→上腕外側(三角筋など)→肩甲骨内側といったアウターマッスル優位の筋連鎖になり肩関節の動きも悪くなります。
🟩痛みの予防だけでなくパワーも出る握り方!
どこを使って握るといいのかというと、、、「小指」で、正確いえば、小指・薬指・中指の3本で握ります。
小指側3本で握ると深・浅指屈筋、小指屈筋といった屈筋群が優位に働くので、親指側が劣位に働くので手首への負担が減ります。
また、前腕内側→肘内側→上腕内側(上腕三頭筋)→胸郭(前鋸筋)と筋連鎖が繋がり、体幹も安定するので手首への負担も減るのと上肢への力も伝わりやすくなります。
🟩手首のストレッチと体操!
1、手首のストレッチ
ストレッチする手の甲を上にして上肢を伸ばします。
反対の手で親指、人差し指、中指を掴んで手首を手前に引きながらストレッチします。
そのまま手首を内側に捻る(前腕回内)と手首から肩にかけて筋連鎖されながらストレッチされます。
2、手のインナーマッスルを優位にする体操
手の平側の中指付け根のボコっとした骨を反対の手の指で触ります。触ったままグーパーを10回やります。反対の手も同じようにやりましょう。
握り方一つで、怪我にもなるしパフォーマンスを上げる事もできます。
ぜひ試してみて下さい。
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