こんにちは。鈴木尚広のベースボールクリニックのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

 

「ボールに打ち負けてしまう

このような悩みに対して、

 

 

「インパクトの瞬間に力を込めろ!」

と、指導者は力の勝負を挑ませます。

 

 

しかし、その結果、余計な力みを作り、手首を痛めてしまったり、力んで本来のスイングができないということにつながってしまいます。

 

 

今回は、インパクトの瞬間に重い球に負けないようにするにはどうすればよいかお伝えします。

 

 

<打ち負けない体幹>

 

インパクトの瞬間には、下半身からの力を体幹上肢へとエネルギーが円滑に伝わる体の使い方が大事となります。

 

 

ですので、腕力を上げるだけでは不十分となります。

必ず下肢からの力を円滑に伝える体の使い方が必要なんです。

 

 

ではどうすればそれが可能なのか。

 それは、体幹のインナーマッスル、特に骨盤底筋群が重要です。

 


骨盤底筋群と聞いてもなかなかピンとこないかもしれませんが、日常生活では主に、小便を排泄したり我慢するときに使われている筋肉です。

 

 

野球には関係なさそうな筋肉と思われますが、身体の連動性を向上するためには無視できない筋肉です。

骨盤底筋群は、尿道括約筋・肛門挙筋・会陰横筋など複数の筋肉で構成されています。

 

 

なぜ連動性の向上につながるかというと、体幹のインナーマッスルと筋連鎖があるためです。

 

 

〈バッティングに必要な筋連鎖とは?〉

 

 

筋連鎖の中でも、バッティングにおいては「上行性筋連鎖」が使われます。

 

 

上行性筋連鎖とは、後脛骨筋-膝窩筋-内転筋群-骨盤底筋群-大腰筋の順に力が伝播される筋連鎖を言います。

 

 

動作のときに骨盤底筋群が機能していないと、大腰筋にうまく力が伝わらずその先にある体幹のインナーマッスルにも力が伝わりにくくなってしまいます。

 

 

 

単一の筋肉だけ見れば、野球には必要なさそうな筋肉ですが、体全体として見ていくと骨盤底筋群の働きはパフォーマンスに影響を与えます。

 

 

しかし、この骨盤底筋群は筋の収縮が感じずらい、骨盤底筋群のイメージが持ちずらい理由からアプローチをするトレーナーさんは少ないのではないでしょうか。

 

今回はこの骨盤底筋群が使えるようにするワークを紹介します。

 

 

<インパクトで重要な骨盤底筋群>

 

骨盤底筋群がうまく使えるようになると、一瞬のインパクトをより強くすることができます。

 

骨盤底筋群のワーク―

 

1-  あぐらをかいて座る

2-  息を吸いながら会陰部を床に押し付ける

3-  息を吐きながら会陰部を引き上げるように意識する

 

ポイント

みぞおちに力が入らないように意識します。

 

 

骨盤底筋群は、大腰筋―横隔膜とも筋連結しているため呼吸の動きと深くかかわっています。
 

 

骨盤底筋群を意識しながら呼吸のワークをすることで、体幹のインナーマッスルが働くようになるため、体幹から上肢への連動性も向上し、末端(バット)へ力がスムーズに伝わります。

 

その結果、手首や体幹のアウターマッスルを鍛えなくてもインパクトでボールに力が伝わるようになり、当たり負けしなくなるのです。

 

 

ベンチで打順待ちをしながらでもできるワークですので、バッターボックスへ入る前に行うワークとして選手に指導していきましょう。

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