結果は25点中20点。2問落とした。
やってない範囲もあった中、消去法で何とかもっていったなあ、と。
「蒼き狼と白き雌鹿」の知識で持ってった問題。
①正統カリフは、アブー=バクル、ウマル、ウスマーン、アリー。ムハンマドのあとなのでアッバース朝ではなく、632~661年のムハンマドの後継者カリフが治めていた時代である。ウマイヤ朝に受け継がれる。
②「シャー」を「ファラオ」に変えれば正しい文章になる。シャーはイランで使用された「王」を意味する言葉で、サファヴィー朝のイスマーイール一世ののちに使用され続けた。ホメイニ師のイラン革命で正式にはなくなった。
③スルタンも「支配者」を意味する言葉であるが、使われた場所が違う。オスマン帝国であり、最初のスルタンはセルジューク朝のトゥグリル・ベクである。マムルーク朝の創始者バイバルスではない。(バイバルスは片目)
答⇒④(三大カリフ擁立時代…ファーティマ、後ウマイヤ、アッバースがカリフを自称)
29 知らなくても「これ以外ない!」で持っていった問題。
②1848年、日本で言えば大塩平八郎の乱のころに起きた宗教反乱がバーブ教徒の乱。バーブとは「門」のことで、イクラちゃんの声ではなく、神と人間をつなぐもので、男女平等、階級差別の廃止、貧富の差の解消などを説き、民衆の支持を受けたが、当時のカージャール朝に弾圧された。
③ツヴィングリは、ルターの改革に共鳴し、翌年、チューリッヒで宗教改革に着手した人物。プラハではない。しいてあげるならプラハ大学で学んだフスのことを言っているのか。
④白蓮教徒の乱は清の末に反乱を起こしているので、明末にはある。
①アメンホテプはイクナートン(アンケセナーメン)によるアメン(アモン)信仰を行った。
答⇒①
漢は「水=蒼」をシンボルにしていたので「黄巾の乱」が起きた。
では白は?白は「金」をシンボルにしており、清は名前から見ても「水徳」。本来なら「白」ではなく「赤」を使いたかったところだろう。
①ウンマは知識人ではなく、ムスリムにおける共同体のこと。
③おおっと現代史。ターリバーンはチュニジアではなく、アフガニスタン。もともと学生という意味。
④ホメイニ師のイラン革命により倒れたのは1979年のパブレフィー朝。カージャール朝はレザー・ハーンが中心になって1796年にアフレフィー朝に代わってできた王朝で、タバコ・ボイコット運動などで大きな反乱となった。
答⇒②
31 a;ケベックはカナダにあり、フランスの植民地。今でも仏語が公用語。
b:ニュージーランドの国旗にはイギリスが書いてある。
a;誤、b:正。一般常識か。
答⇒③
32 ①ネロはキリスト教を過剰に迫害。この時代のキリスト教迫害で覚えるべきはネロとディオクレティアヌスの2人のみ。
②マニ教は3世紀のササン朝ペルシアでマニが創始した、ゾロアスター教と仏教、キリスト教を折衷した宗教。なのでキリスト教よりあと。
③旧約聖書はユダヤ教の聖典でもあり、最初はヘブライ語で書かれた。新約聖書はイエスの言行をまとめたもので、「コイネー」であったギリシャ語で書かれていた。
答⇒④(カタコンベは地下礼拝堂のこと)
33 アステカ、インカ、マヤは良く出るので、注意が必要。
南米がインカ、中米のアステカ、マヤ。
まず明らかに場所が違う。
そして、きわめて異質な言葉「二十進法」よってこれはマヤ文明。(ユカタン半島)
つまり、マヤ=二十進法
※なお、「キープ(結縄)」ときたら秒速でインカ。
答⇒③
①上座部仏教と大乗仏教を分けて覚えておくべき。上座部仏教は仏教本来の教えに基づいて悟りを開こうとするもの。大乗仏教は「大きく乗る」つまりおしゃかさまに乗せてもらって人びとが修行をせずとも仏道に帰依することができるのが大乗仏教。アユタヤで栄えたのは上座部仏教。
③シュリーヴィジャヤは漢文では「室利仏逝」(しつりぶっせい)と表記される大乗仏教が栄えた「聖なる国」である。
④高麗の印刷物である大蔵経は有名。
答⇒②
玄奘はモンゴルからではなくインドから仏典を持ち帰った。『大唐西域記』が有名である。陸路を使っているのは、西遊記のイメージからわかるだろう。なお、法相宗の開祖でもあり、日本では興福寺が有名である。同じ時期に義浄も海路を使ってインドに行き『南海来帰内法伝』を書いている。ハルシャ・ヴァルダナ王に寵愛を受け、ナーランダー僧院で学んだ。途中で当時大乗仏教の大聖地シュリーヴィジャヤにも滞在した。注意すべきは玄奘が7世紀前半で義浄が7世紀後半であるということである。
新文化運動は過去のセンターにも出ている、陳独秀を中心とし、彼の創刊した「新青年」という啓蒙雑誌(白話運動を推進する文学革命の中心的雑誌)に寄稿した、魯迅などの人々が、運動の中心となったもの。よって宗教とは関係がないので③④がカット。さらに「扶清滅洋」という言葉から義和団が導ければ十分である。拝上帝会は清朝末期の中国で、洪秀全が始めたキリスト教の影響を受けた宗教団体。(太平天国の乱を思い出そう)
答⇒①
a「フィリピンで、タキン党が…イギリス」この時点でアウト。フィリピンはアメリカ植民地。
b国民会議派は「スワデーシ」国産品愛用、「スワラージ」自治を目指した四大綱領をつくった。
よってaが誤、bが正。③が正解。なお、タキン党はアウンサンが作ったもので、ビルマでできたもの。
今回はドラゴン桜に影響されて近現代からやってみた。
どなた様かに影響されたセルフセンター模試世界史、またまた2015年に続く…