【イスラームの拡大】

※イスラームの特徴

・アッラーの一神教

・偶像崇拝の否定

・専門聖職者は否定しない

※イスラム教ではない人(キリスト教徒、ユダヤ教徒など…「啓典の民」)は改宗強制なし

人頭税(ジズヤ)や地租(ハラージュ)は必要

※651年ササン朝滅亡後、逃げた他宗教

キリスト教…中国では景教/ゾロアスター教は拝火教(祆教)など

(1)正統カリフ

①アブー・バクル

②ウマル

→ビザンツ帝国からシリア、エジプトぶんどる

→642年ササン朝ペルシャをニハーヴァントの戦いで破る

③ウスマーン

④アリー…暗殺

(2)ウマイヤ朝(661-750)

①創始…ムアーウィヤ(変な名前…ウマイヤに似てないこともない)

②都はダマスクス

③公用語はアラビア語

④スンナ派(多数派)、シーア派(少数派、過激。同時多発テロもシーア派。イランのブワイフ朝やエジプトのファーティマ朝はシーア派)に分裂

(3)アッバース朝(750-1258)

①都:バグダード

②全盛;ハールーン・アルラシードと宰相ジャファル(ドラえもんにも登場)

③751年 唐をタラス河畔の戦いで破る

<ここのポイント>

アッバース朝の中に、たくさんの王朝がある!

(例)ブワイフ朝、サーマーン朝、ガズナ朝など… 

 

【トルコ人の活躍】

(1)セルジューク朝

①建国者:トゥグリル・ベク

②1055年 バグダード入城を許される

③1071年 マンジケルトの戦いでビザンツ帝国を破る

④ニザーミーヤ学院に多くの学者が集まる

→ニザーム・アル・ムルクの活躍(学者)

→イクター制(徴税権を地方官に委任する制度)

→オマル・ハイヤームの『ルバイヤート』など

→イブン・シーナーの『医学典範』

(2)オスマン帝国

①建国者…オスマン1世

※宗教別共同体=ミッレト/スルタン直属軍…イエニチェリ

②都:コンスタンティノープル→イスタンブルへ(名前変更のみ)

③バヤジット1世

→1396年 ニコポリスの戦い(ヨーロッパ連合軍倒す)

→1402年 アンカラの戦い(ティムールに敗北)

④メフメト2世

→コンスタンティノープル落とす

⑤セリム1世

→1517年マムルーク朝滅亡させる

⑥スレイマン1世(最盛期)

→1529年 第一次ウィーン包囲 皇帝カール5世を圧迫

→1535年 フランソワ1世にカピチュレーション(西欧諸国への特権)を与える

→1538年 プレヴェザ海戦…スペイン・ヴェネツィアに勝利 地中海の覇権を得る

→1571年 レパントの海戦でスペイン・ ヴェネツィアに敗北

→1683年 第二次ウィーン包囲に失敗、ハンガリーを失う

→1768年 露土戦争で敗北、クチュルカイナルジ条約で黒海北岸をロシアに割譲

 

【WW1後の東アジア】

<トルコ>タンジマート→ミドハド憲法→サロニカ革命

WW1前…ミドハド・パシャによる改革/ミドハド憲法

青年トルコ革命(サロニカ革命)…失敗

◎ドイツ軍につき、WW1で敗北、セーブル条約で解体。シリア、レバノン、ヨルダン、イランなどに分けられる。イギリスとフランスの委任統治という形をとる。

※詩人バイロンがトルコ独立戦争に参加

①ムスタファ・ケマルの改革

1922年 スルタン制の廃止

トルコ共和国の廃止(首都はアンカラ)

ローザンヌ条約でイズミル回復

②キプロス紛争

 

<イラン>

1925-79 パプレフィー朝

パフレフィー2世…モサデグ首相の失脚

1953~ 「白い革命」上からの近代化

1979年 イラン革命(ホメイニ師)→パフレフィー2世の失脚

 

<パレスチナ>

二重外交…フサイン・マクマホン協定/バルフォア宣言

1947年 パレスチナ分割案

1948年 第一次中東戦争(パレスチナ戦争)