ラストです。
いい問題がそろってます。
正誤判定なので、3つきっちり間違っているものを探すことは今後の学力にもつながります。
①アメリカが誤り。モンロー主義(外国に過度に干渉しない)のため、議会の反対もあって国際連盟には入っていません。ロシアもなので、日本、イギリス、フランス、イタリアが常任理事国でした。
②これは間違えやすい。ワシントン会議は加藤友三郎首相ではありません。全権が加藤友三郎、徳川家達、幣原喜重郎で、首相は立憲民政党のライオンこと濱口雄幸でした。
なお年号は1922年で、アメリカ大統領はウォーレン・ハーディングです。
【暗記する内容】
4か国条約⇒日英同盟の廃棄
主力艦の保有量を決めた⇒ワシントン海軍軍縮条約
9か国条約⇒石井・ランシング条約の破棄
③上にあるように、この文章は9か国条約の内容です。
よって④が正解です。パリ不戦条約ですね。
Xのポスターの中の「川端康成」が見えればプロレタリア文学ではないことは一目瞭然。よって③④に絞られます。また、「土方与志」「築地小劇場」が見えれば小山内薫の「新劇」であることがわかりますので、③になります。
できれば築地小劇場=小山内薫、島村抱月の文芸協会もおさえてほしい。
問5
Ⅰ 5.15事件ですので、1932年です。
Ⅱ 満州事変は1931年で、そののちに塘沽停戦協定が結ばれているので、1933.5.11です。
Ⅲ 1930年が金解禁です。
よって、Ⅲ⇒Ⅰ⇒Ⅱなので⑤です。
②の防穀令は凶作対策として日本国内にしか送ってはならない決まりです。なので誤りです。
X…トーキー映画「マダムと女房」などがこの時期に作られました。
Y…美空ひばりは戦後活躍した人物です。
よって③が正解です。
まずはa,bとの勝負ですが、近衛の原則を追いましょう。
Ⅰ第一次近衛…近衛三原則・「国民政府を対手とせず」表明、国家総動員法
よってaが×、bが〇。
Ⅱ第二次近衛…大東亜共栄圏、日独伊三国同盟、日ソ中立条約
Ⅲ第三次近衛…松岡更迭、東条英機陸相
石油の対日輸出禁止は1941.8.1より、日中戦争の4年後なのでdが×、cが〇。よってb,cが残り、③が正解
同じく空欄の補充問題。農地改革が題材です。
まず。自作農を増やした政策であり、地主・小作人の関係を外そうとしたのが目的なので
aが残ります。
また、第一次では不十分だったため第二次農地改革が実施されたのでdは不適格。よって①です。
ラスト。中学生でもわかる一般常識問題。
大気汚染は四日市ぜんそくなのでa。これで①②に絞られる。
次はちょっと難問ですが、「美濃部亮吉」は今年さんざん小池百合子知事の選挙で取り上げられたので行けると思います。東京都なので、c。よって①
以上です。お疲れ様でした。