2016年センター日本史、大問3に向かいましょう。

問1 佃や門田を耕す、御家人といっしょにがんばるのは「下人・所従」なので③④のどちらかです。また、「金槐和歌集」から、源実朝は基本知識。よって④です。なお、足軽は戦う人ですね。

 

問2

絵を見なくても答えられる問題ですね。両方とも正しい文章です。

竹を植えているのは武器にするためですね。出典は「一遍上人絵伝」。答えは①

 

問3

神道は間違えやすいので区別して覚えておきましょう。

伊勢神道(度会家行)・・・本地垂迹説、鎌倉時代

唯一神道(吉田兼倶)・・・反本地垂迹説、室町時代

①金沢文庫は北条実時が作ったものです。足利学校の上杉憲実と区別。

②度会家行は反本地垂迹説です。

③日蓮は「南無妙法『蓮』華経」です。

④平曲は「平家物語」を読んで伝えたもの。太平記読みと区別を。

よって解答は④です。

 

問4

史料読まなくてもOK問題です。

まず、しっかり勉強している人なら一乗谷への集住(朝倉氏)はOKのはず。よって①・②にしぼられます。

次にcとdの勝負ですが、dに「楽市」という言葉が見えるのに「課税」と選択肢dにあるので、これがおかしいです。よってa/cが正解となり、①が答です。

 

こっそりポイントですが、このような並べ替えは経験上、経験則ですが①か⑥になることが多いです。(ホンマですよ!)

まず、Ⅰは江戸時代直前です。難関私大を受ける人は1600年という年号と、関ヶ原と同じであること、豊後臼杵に漂着まで覚えるべきです。

Ⅱは難しいです。1582年、本能寺の変と同年代ですが、安土桃山時代であることは知っておいてほしい。

Ⅲは1543年、年号も絶対暗記、『鉄炮記』、作者の南浦文之(なんぼ・ぶんし)まで難関大では出るか。「修羅の刻」の柳生十兵衛編の寛永御前試合で出てきた示源流・東郷重位に「示源流」の名前を与えたことまでは出ないでしょう。(リンク先で柳生十兵衛にやられちゃってる方です)というわけで⑥です。(あれ?)

 

問6ですが、「間違いを見つける問題」は比較的容易ですね。

ずばり③が明らかに違います。大湊は名前からして港町。城もありません。