まだ、日曜日の続きです。(巡礼巡りもこれで最後です)

「ざんにんの 心をおとす 薬研堀 明王様が 救うひとさじ」

薬研堀は「やげんぼり」と読みます。
東日本橋にある通称地名です。

ところで薬研堀っていうとピントきませんが、
「やげん堀」の七味唐辛子っていうと知っている人も多いかも知れません。

薬研堀の地名の由来は、
この辺りの
堀(現在は殆ど埋め立てられています)の形が
「薬研」という薬を潰す道具に似ていたことから薬研堀と言われ、
医者や薬問屋が多かったことも薬研堀に繋がったのかもしれません。

因みに「やげん堀」の七味唐辛子は、
残念ながら薬研堀では買えないみたいです。

ところでお寺は町の中のビル街に囲まれた中にあります。
(地図がないと絶対解からない場所です)

納経帖山号:成田山
納経帖寺号院号:新勝寺(別院)
納経帖本尊:薬研堀(やげんぼり)不動尊
納経帖宗派:真言宗
納経帖関東三十六不動尊巡礼 第二十一番



薬研堀不動尊は江戸の三大不動と知られており、
現在は川崎大師の東京別院として親しまれています。
※江戸三大不動、関東三大不動の種類はこちらに書きました。(リンク)


階段を登ると本堂があります。
本尊の不動明王も常時御開帳されています。
(ただ、少々遠いためお顔までは拝めませんでした)


お寺は1585年(安土桃山時代)に建立され、
江戸時代は賑やかだったそうですが、
関東大震災で本堂が倒壊し、復興計画に協力し現在の形になったようです。
(場所も別の場所からここに移されたようです)
お寺の横には若干のスペースがあり、
お遍路弘法大師様の像等が建立されています。


そしてこちらが御朱印です。
これで日曜巡礼も終了です。


2014年2月9日 13:00~