あの『愛の不時着』ミュージカル韓国キャスト版を見てきました

ドラマ『愛の不時着』と同じく南北融和政策がとられていた時代に作られた物語だから北朝鮮の描き方がかなり牧歌的。この頃の北朝鮮の厳しさを鑑みると韓国ドラマを見られるような状況ではなさそうですが。

そんな政治的な背景も含む『愛の不時着』ですが、韓国の劇場ではイギュンヒョン主演で上演されています。そのバージョンがFODで配信されていて私はそれを観たのですが‥

それを観た限りでも日本の装置はショボいと言わざるをえません。色んな意味で悲しい😢


そもそもメロドラマが苦手なので渡韓中に枠があっても手を出さなかっただろう演目

しかし日本で有楽町で字幕ついて上演されるなら状況は変わります、そりゃ行っちゃいますよね♪


でもキャストの選び方を間違えたかも‥


ASTROのユンサナくんがリジュンヒョンを演ってる回をとったのでなんか客席が落ち着きませんでした

上演中もお茶の間みたいに喋ってる方やユンサナさんの一挙手一投足にキャーキャーで‥


門外漢は居心地悪かったです(笑)


でもユンサナくんは若くて背の高い(185との事)イケメンなので軍服ロングコートが超絶お似合い♡

眼福です


そしてなにより韓国ミュージカルはアンサンブルが素晴らしい!

若い、動ける、歌が上手い!!


アンサンブルはミュージカルの花だと思ってる人なので本当にこれは大満足でした


ヒロインを演じたリョウォンさんはFOD配信版でもユンセリを演じていてバリバリの実力派という感じ。でもユンサナくんと並ぶとちょっと年代がお姉さん過ぎるというか‥


サブカップルの2人は芝居も歌も見応えがあって、役柄も恋人の死亡というクライマックスがあったりと感情移入させてくれました


そしてこれは韓国ミュージカルの特長かと思いますがかなり大胆に説明をはしょります(笑)

パリパリ文化はここでも健在で、流れを止めるような説明シーンや台詞は一切省略なので何回か「アレ?今のシーンどうなった?」ってなりました

もちろん後から補足シーンなどは用意されていますがとにかく重要なのはテンポ


だから字幕がないソウルでミュージカルを観る時はいっそう置いてけぼりになる感じが強まります←そもそも韓国語がわからないし( ;  ; )


しかし韓国の方は演劇やミュージカル、ドラマを本当に愛してるんだと感じます


日本はやっぱりK-POPファンの人口の方が多いというか‥そもそも皆さん演劇など好きじゃないんだろうなぁと暗い気持ちになる事が度々。


だからキャストファンしかチケットを買わないという現象が際立つんでしょうね

寂しいけど仕方ない‥


それにしても讀賣ホールはオンボロ‥

これも寂しい気持ちになったひとつです