先行で色々とチケとったりしていたのでなかなか観劇スケジュールが合わずに千秋楽での観劇になってしまいました【象】

【SOLID】の観劇後も重たかったけど【象】も重いな、種類の違う重さ。

演劇にしかできないこと、
さりげない台詞の句読点のひとつまでが演劇であること、
それに拘りぬいて創られた舞台、
それが【象】の世界だ

役者が客席に向かって芝居しない
そのかわりにそこで紡がれた感情動揺不安感動怒りそんなもろもろが怒涛のように客席に押し寄せる!

一歩間違うと「ナニモツタワラナイ」になりかねないこのアプローチが別役実の世界だと改めて思い出した

退屈な別役舞台もたくさん観てきたから(苦笑)
観客がついてくることを要求する舞台はそれだけの物を魅せてくれないとねビックリマーク
さすがでしたよ【象】

そして大杉漣さま…
ホントに声が凄くて、第一声から心を掴まれました。
カーテンコールの挨拶の小さな声でボソボソ話す漣さんは映画とかで見たことある大杉漣でした(笑)

でも、舞台で「ケロイドを見せる男」を演ってる時の大杉漣さまは怪人だった!
すさまじい暗黒な迫力。
動きはあまりないにもか関わらず、激しさとダイナミックなスピード感がある、凄い、ホントに凄い!

それに対峙する木村了くん、善戦です。
昔の少女小説の挿絵のようなお姿の了くんですが、深い絶望と虚無を漂わせておもいっきり前衛でした!

作品をイメージづける美術も過剰なのに一つの無駄もなく華美でも貧しくもなく美しいという離れ業、開演前からドキドキさせられました。
だって、この上でどんな芝居をするんだろうってかきたてられますよねドキドキ

奥菜恵さんもどのキャストさんもホントに透明で深くてステキでした。

カーテンコールで上気してちょっと神野さんをハグした木村了くん、二人の嬉しそうな様子に、ぎりぎりでも観られて良かったって感謝さえ覚えました。

役者のあんな表情をみると観客も幸せになるよね音譜

作・別役実
演出・深津篤史
キャスト
大杉漣
木村了
奥菜恵
山西惇
金成均
野村修一
橋本健司
神野三鈴
羽場裕一

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