2019年2月に手に入れたエレキギター "Paul Reed Smith, SE Custom 22 Semi-Hollow"の電気パーツを入れ換えました。

ピックアップを二つとも"Seymour Duncan P-Rails"に、ボリュームとトーンのポットをpush-pushスイッチ付きに、そして配線を入れ替えました。

このギターは元々トーンポットにpush-pullスイッチが付いており、二つの白黒色のピックアップをコイルタップ出来るのです。"コイルタップ"とは、ピックアップの出力を全部にするか、半分にするかを切り替える機能です。全部はハムバッカーであり太く柔らかめの音になり、半分だとシングルコイルで鋭く硬めの音になります。

ところが、半分では出力が下がり過ぎるため、スタジオでもライブでもコイルタップは全く使っていませんでした。(そういえば先輩に指摘されてたっけ)
これでは宝の持ち腐れなので、(コイルタップを使える音にしよう!!)という動機で、違うピックアップを探します。


その後調べてみると、DuncanにP-Railsという名器P-90とRailsというシングルコイルを合体させたピックアップがあります。最新型でもなく、ネットでも誉める投稿が沢山あります。(これはいいかも!!)
更に調べてみると、ボリュームとトーンのポットをスイッチタイプにすると、ピックアップの構成を四種類に切り替えられます。最初はピックアップだけの交換のつもりでしたが食指が動きます。電気系パーツを入れ換えすることにしたのです。

ここから入れ換えの記録です。
Duncan P-Railsにはネック側とブリッジ側の機種、広い弦幅に合わせた機種、Hot Bridgeというハイゲインな機種、全部で4機種があります。配線は黒、白、赤、緑、銀(シールド)の5本で、つなぎ方で四種類のピックアップ構造に切り替えられると。(ふむふむ)

次に、スイッチ付きのポットを探します。500オーム、Aカーブのポットの多くはpush-pullタイプですが、中にpush-pushで切り替えられるタイプがあります。(これはいい!!) ギターを弾きながらの操作は、(ツマミを押す-引くの操作よりも、押す-押すの方が素早いでしょ)ということで、このタイプにします。
(これら組み合わせて。。。)と考えて、四種類のピックアップ構造になることを確認しました。

ネット通販の価格を調べて、いつものサウンドハウスで両方を注文して、二日後に到着です。

その次は、オリジナルの部品と配線を確認して図にして残します。もし、入れ換えが上手く行かなければ元に戻すためです。配線のタイプと長さも記録します。


記録を元に配線を購入です。たまたま大阪方面へ行く用事があったので、日本橋の千石電商に行って、配線を選んで購入しました。

 

デジマート地下実験室によれば、「配線材の違いで音は相当変わる!」そうで、ビンテージワイヤが良いそうです。
https://www.digimart.net/magazine/article/2016040101920.html

 

お店にはビンテージライクな配線も売ってますが、値段もそれなりに高いです。(うーん)と唸って、定番のBelden #8503をクライオ処理したMontreuxのワイヤを幾つか購入しました。(既成品よりは少しはいい音がするのかなー)という期待です。

購入した部品を並べてみました。


ネック側、ブリッジ側それぞれのP-Railsの箱を開けると、ピックアップを取り付けるネジとばね、配線のしかたや配線例が印刷された紙、が入ってます。


その2へ続きます。