2008年6月10日



実は、田沢湖駅を降りた時に、


駅に置いてあったパンフレットで、


近傍の有名温泉地の名前が眼に入っていた。


【 乳頭温泉 】 温泉


そこはかとない郷愁と、淡く上気した何ともいえぬ


居心地のよさを連想させる名前だった。



湖畔で次を思案する時には、


深層意識の中では既に行き先は決まっていたようなものだった。



湖畔からそこまでは、バス路線が走っていた。


宿の予約は当然取っていなかったが、


温泉街の観光局か役場で紹介してくれる所があると思っていた。



バスは何十分も山道を揺られて、


渓谷の奥深くに入っていった。 バス



終着の乳頭温泉のバス停に着いて、正直想像と様子が違っていた。


そこには、温泉"街" はなく、宿屋が何軒か見えるだけだった。


観光局の事務所などなく、直接宿屋に直談判するしかなかった。



旅に想定外はつき物だ。 手裏剣