こんにちわ。

最近天気も良く気持ちの良い気候が続いていますが来週辺りからどうやら梅雨入りのようで。

じとじとして、梅雨大嫌いです。

本題ですが、題名にもありますようにチック症状を我慢することは当事者にとって過度の精神的苦痛疲労感、苛立ちといった大きな「代償」をともらうことになります。


では我慢せず、出せばいいのではないのか?


チック症トゥレット症候群で通院されている方なら一度は医師に、

「我慢しなくていいんだよ。我慢すれば余計に酷くなってしまうよ。どこかで割りきらないといけないよね」等を言われたことがあると思います。

ていうか、必ず言われます。

医師の言うことはごもっともです。それが本当にできればお薬無しでも改善は見込めると思います。

し、か、し、
それを本当に実行すると肩身の狭い生き方をしないといけない生活が待っていたり、偏見の目であったり、いじめであったり様々な問題が生じてきてしまうのが残念ながら今のところはこれが現実です。

だから、どれだけ「おれは、わたしは、もう気にしない。症状を出したいときに出したいだけ出す」とか思っていても、当事者はチック症患者に対しての現実をわかっていたり、人目が気になったりして、結局はなにかしら気を使って我慢しようとしてしまうものなのです。

ある程度大人になり色々割りきれる考えを持てるようになった僕らでもやはりなんだかんだで我慢しようという行為をしようとしてしまいます。

おとなでさえ、このような状態なのに、まだ未成年の方などで患っている方は、やっぱりまだまだ周りを気にする年頃ですし、僕ら大人よりも症状が出る際は我慢しようという気持ち&実行の連続だと思います。(やはりまだ割りきれない年頃ですから)

症状を我慢する意識、実行によって受ける代償は皆さん(当事者意外の方)の想像をはるかに越える精神的苦痛疲労感です。

この苦痛、疲労感は僕ら当事者だからこそなんとか耐えていたり、こらえる事の出来るものであって、(実際問題は耐えきれているとは思えないのですが・・)申し訳ないですが、チック症状を無理やり押さえたり我慢したりする際に生じるこの苦痛疲労感は健常者でなくともチック、トゥレット症候群以外の疾患を抱えている方でさえ耐える事は出来ないと断言できます。。

それほど特殊な苦痛、精神的疲労感なんです。

よく、「お産の苦痛は男性には耐えられない。実際、同じ苦痛を与えたとしたら耐えきれず失神気絶してしまう。」と言われますよね。

僕からすればこの例えがピッタリきます。

まさにそんな感じです。健常者の方など、当事者意外の方がこの苦痛をもし1日味わい続けたとすれば、言い方が悪いかもしれませんが、苦痛に耐えきれず気が違ってしまう事になるでしょう。

大人の僕らでさえ、この苦痛疲労感に完全に耐えきれず、どこかで爆発してしまう事さえあるのですから、まだ子供で重度の患者達は、それはもうどうしようもない苦しみを味わっていると思います。
自分も子供の頃は当時の症状なりに苦しみました。(僕は子供の頃は音声チックはなく、運動チックのみでした。音声チックがすこし出始めたのは高校の頃、目立つようになり苦痛を感じ始めたのは二十歳半ば位からです。)

だからチック症を患っているお子さんをお持ちのお父様、お母様は必ずそのお子様が思いっきり溜まりに溜まった苦痛を発散出来る「場所」、「機会」、「時間」を作ってあげてください。

お薬で症状を押さえつけないとどうしても仕方がない場合もあると思います。

でも子供の場合、やはり子供らしくバカみたいにボールを追いかけ回してあそんだり、バカみたいに公園で自分等で作った独自の遊びに夢中になって遊び、バカみたいに友達と意味の無いようなことでバカ騒ぎして笑い、発散することの方が僕は好ましいと思います。

しかもお子様がまだお父さんお母さんと遊ぶことに抵抗の無い年頃であれば、お父さんお母さんも一緒にバカになって遊んであげれればもっと発散出来ると思うのでいいと思います!

(バカバカと連呼していますが悪い意味でいっているのではありませんのでそこんとこはご理解くださいm(__)m)

そうすることによってより信頼関係が生まれ、チックに対して辛いこと、悲しいことなどを自ら話してくれる子供になってくれるものだと僕は思います。

そして、親が子供目線で接することによって些細なお子様の行動の変化、心境の変化に気付けるきっかけが生まれると思います。


いっちょまえな事をいってますが、これは当事者の僕が幼い頃、幼いなりに親に対して感じた感情です。



当然親には感謝していますし尊敬もしています。産んでくれてありがとうという気持ちも揺るぎません。

しかし、上記の事はやってもらった記憶は正直ありませんし、もし、上記の事をしていてくれていたとすれば、今のような酷い状態にはなっていなかったかも・・と親には申し訳ないですが少なからず思うときはあります。(でも子供を育てるために、生活をするために働いてお金を稼がないといけないので、仕事で手一杯だったから仕方がなかったのかなーとかも思ったり・・・正直複雑な気持ちです。)

まあ、そんな感じです。


あー大人の僕もバカみたいにはしゃいで遊んだり、ばか騒ぎしたり笑えればきっと今より症状が良くなると思うんだけどなー・・

でも大人は大人で社会的責任や世間体などが付きまとってきてなかなか自分が描いているような発散方法を実際出来ないから、それはそれで厄介なんだなー。トホホ


大人の患者さんもたまにはちょっとハメをはずしてパーッとするのも必要だと思うんですけどね(笑)

まあ、大人なんでハメを外す限度は個々にお任せ致します^_^;