続きですDASH!

とりあえずしばらく仕事から離れてみて、自分の症状がどう変化していくか?を知るという目的も含め休暇を頂くことにしたのですが、どうしてもお客様の事が気になる。急になにも言わず休むのは失礼だし迷惑がかかると思い、せめて自分が親しいお客様だけにでも長期休暇を取る事を知らせてから休みに入ろうと決めました。なぜ休むかの説明もきちんとして。これが自分の中での「第二次カミングアウト」を決めた瞬間だ。

お客様と何気ない会話をしている最中に、
自分「あ、あのですねー、僕ちょっと来月丸々お休みを頂くことになりましたんでご迷惑をおかけするかもしれませんが申し訳ありません。」客「ん?なんで?旅行でも行くの?」自分「いや、ちょっと療養休暇を取ろうと思いまして」客「どっか悪いん?」自分「あの僕、よく咳したり喉を鳴らしたりしてるでしょう?これって神経からくる病気で・・チックって知ってます?物事に集中したり神経を使ったりすると咳払いとかしちゃう病気なんです。」客「へー、そうなんやー。いや、咳とかしてるんは気付いてたけど喘息とかなんやなーって思ってたわ」自分「病気とはいえ、仕事は出来るんですけどやっぱりお客様に不快な思いをさせてしまっていると思うので1ヶ月休んで少しでも改善出来たらいいなと思いまして。」客「そんなん気にせんでえーよ!咳とかしてんのはわかってたけど、喘息つらそうやなーくらいにしか思ってなかったし。おにーちゃんが思ってるより周りはそんなに気にしてないで!まあ、せっかく休むんやったらリフレッシュして旅行でも行ってきーな!」自分「ありがとうございます。」

凄く嬉しかった。人の優しさに触れた。正直に言って良かった!そこから僕は1ヶ月の休暇をお客様に迷惑をかけず休むためにカミングアウトし続けた。結果、数十人のお客様にカミングアウトすることが出来た。大体のお客様が上記のような感じで受け入れてくれた。中には僕のカミングアウトを聞いて、聞いてはいけないものを聞いてしまった!みたいな反応のお客様もいたがそれは仕方がない。みんながみんな理解してくれると思ってカミングアウトした訳じゃないからそれは割りきれた。

こうして僕の「第二次カミングアウト」は一応成功をおさめることができた。


すみません、続きはまた次回と言うことでm(__)m

次は1ヶ月の休暇について書かせていただきます。

本当に読んでいただき感謝しています。1人でも多くの方にこの病を知っていただき、またチック症トゥレット症候群患者の現実、実態を知っていただきたく思います。