更新した開幕戦記事が突如行方不明になってしまい、再び書いております…(泣)



と、いうことで。



3/16・17に千葉県亀山ダムで開催されたJBマスターズ第1戦。



マスターズシリーズとしては2015年以来9年ぶりの亀山開催とのことですが、個人としては初フィールド。



年間優勝はもちろんシーズンを占う大事な開幕戦はとにかく結果だけが全て。



毎年毎シーズンの開幕戦がタフなゲームとなるマスターズシリーズですが、今戦は近年稀に見る激タフゲームを2日間ノーフィッシュでの終了となりました。



例年以上に沢山の方々から期待の声をいただき、当然個人としても気合いは入っていましたが、結果に繋げられなかった悔しさしかありませんが、しっかりと振り返っていきます。




◆プリプラクティス(3/7〜10)


皆さんご存知の通り、関東屈指の超メジャーフィールド亀山ダムはレンタルボートエレキレイク。


お世話になったのはトキタボートさん。




プラクティス初日の3/7から遡ること数日前に寒が入り、寒いコンディションのなかでのプラクティスがスタート。



僕が住む宮城県よりかは暖かい環境を期待して来たものの、全く変わりないほど劇寒で首都圏のお隣り千葉県とは言え流石は房総半島💦



ちょっとナメてました。


ちなみに2日目は朝から雪…。



そんななかで、前半の2日間は湖全域を見ながら魚探掛け。


水温は6〜8°といったところ。

水の色はイメージよりは濁っている?


そもそも普段の亀山を知らないので、こんなもんだろう的なノリでいましたが、ボート屋さん情報によれば昨年秋の記録的大雨から慢性的な濁りが残ってしまっているとか。



後半から良さげなスポットを中心に釣り込みをしていきましたが、想像以上にタフでテクニカル。



ディープでの立木やオダを絡めたキーパーパターンですら反応は僅かで単発。



なかなか芯を喰った反応を捉えられずいましたが、晴れに合わせて水温も上がり出して来た最終日に複数反応を得られたのが、今大会メインにしたカバーの釣り。



単純にカバーとひと括りにしても、亀山ダムで釣りをされたことがある方なら分かるかと思いますが、とにかく亀山ダムのカバーは無限にあり、大中小、松竹梅と様々。



エリア、カバーの形状や規模、そこに絡む水深など、様々なタイプを試したなかで、この段階ではある程度の条件が揃うカバーで1キロ〜500グラム前後の魚を3つ掛けることができました。



ちなみに、ザックリと以下の条件。



・ディープ隣接(深くても10m)

・張り出しやテーブル状の地形

・そこに絡む複合レイダウン

(規模は小さい方がフレッシュな魚が入りやすい)

・プラス浮きゴミ(葉っぱやウッドチップ)



結局のところ春のセオリーと言えばセオリーではあるのでマル秘なことは何もありませんが、タフななかでも春を意識した動きをする魚は確実にいることを確認できただけでイメージをつくりやすくなります。



他、似たシュチュエーションを含め、変化を想定して違うスポットもチェックしプラクティスは終了。



1週間後、あんな激変を見せるとはこの時全く想像もしていませんでした…。



※写真は亀山名物の日向ぼっこをする亀。


寒い日は1匹たりとも見かけなかったのに、暖かい日になるとどこからともなく無数に出てくるんです🐢




◆前日プラクティス〜試合初日


試合前日、公式プラクティスが始まるとまさかの光景…。



オフリミット中に降った大雨の影響から湖上はドチャ濁り&流木だらけ。



エリアによってはボートをまともに進められないほど。



プリプラクティスでチェックしていたエリアももれなく激変していましたが、水温は確実に上がって来ており、かつ大会初日2日目と晴れ予報。濁りが水温上昇を手伝ってくれカバーへ依存する魚は確実にいる。



実際、プリプラクティス時より水温は上昇していて前日プラの午後で最大11°まで上がっていました。



チャンスは少ないだろうけど、ゲームに集中するマインドを作っていく意味も含めたプランで迎えた初日。



予定通りのカバー撃ちメイン。


※使用したタックルは別途書かせていただきます。



時間帯、水温変化、光量と変化に応じて撃つカバーのタイプを変えて対応。


エリア移動の合間にディープの立木&オダの釣り。



ちなみにこのディープパターンは今大会ウエイインした選手の7割くらいは占めていた感じですね。



他3割はライブサイト、肉眼サイト、カバー撃ちと言った感じ。



結局、初日はカバーでの1バイトのみで痛恨のノーフィッシュ。




リミットメイク1名、ウエイイン率20%切りと全体的にかなりのタフゲーム。


初日のゼロはかなり堪えてますが、ウエイイン率の低さから見ても上位入賞の可能性はまだある。




◆トーナメント2日目


頑張り次第で上位フィニッシュはまだまだ可能な2日目。



フライトのギリギリまで悩みましたが、初日の自身の付近エリアで結果を出した選手がいなかったことから、自身のエリアを外している可能性を模索すべくこの日はエリアを大きく変更。



カバー撃ちをメインに合間にディープ&立木・オダと展開しつつも、ディープパターンとして準備していたエリアが近くにあったことで、「カバーで押すか…キーパーを獲りにいくか…」どっちつかずな迷いが生じる悪い流れ。



苦しい時間が続くなか、初日同様に春のワンチャンに気持ちを入れ直しながらトライしていくも、ここでまさかの事態、強風警報の発令により試合は中止に。



2日目もノーフィッシュでの帰着となりました。



安全を考慮しての決定なのでこればかりは致し方ないですし、仮に最後までやれていたとしても気持ちの迷いがありながらの展開では難しかったかもしれません。



気持ちを切り替えるために決めた2日目のエリア変更でしたが、余計に迷いを作ってしまった感じでした。



2日目のトップも1本で峯村選手。


初日同様にタフな結果でしたが、この日も1匹が超貴重な日となりましたね。



優勝は両日1本ずつBIGをウエイインしてきた峯村選手が、2日間ともトップウエイトを叩き出しての完全優勝。



準優勝の鈴木選手は自分と同じカバー撃ち。

表彰台の中では唯一の戦略。



また、2日間通してディープパターンでゲームを作って来た総合3位の山下選手(弟)は、今大会唯一初日にリミットメイクを達成。



両日ともウエイインしたのは表彰台の5名のみとありとにかくタフなゲームでした。



だからこそチャンスのあった試合。



厳しいなか結果を出し入賞された選手の皆さんおめでとう御座います。



ちなみに、上位選手のほとんどが全体的にに水が悪い中でも良いエリアが絡むスポットで結果をだしていたことから、深読みし過ぎた自分は初日のエリア選択からミスが生じていましたね。



やはり基本に忠実に、です。




悔しい開幕戦となりましたが、得るものも沢山あり前向きな敗戦。



レースも始まったばかりですし、目標を年間トップ5

へ切り替え第2戦に気持ちを持っていきます。


引き続き応援よろしくお願いいたします!!