当社では、勤務時間中法人役員や従業員同士、お互いをどのように呼び合うか、呼称のルールがあります。例えば肩書きのある方については、“○○課長”などと苗字に役職名を付けて呼びます。
役職名だけでもOKです。
役職のない従業員に対しては、“○○さん”と苗字にさんをつけて呼びます。
このことは入社時に行うオリエンテーションで全従業員に指導していますが、
何年か勤続して、会社の雰囲気や周囲の従業員にも慣れてくると、
このルールを守れないケースが散見されます。
ファーストネームで呼んでみたり、“○○ちゃん”、“○○くん”、などなど。
一般社会でも、親近感が増すにつれ呼び方は変わってくるものですし、
会社の中でも部下や先輩が目下の従業員に対して、“○○くん”と呼んでみたり、
呼び捨てにしているのはごくごくありふれた光景であり、取り立てて騒ぐことでは
ないのかも知れません。
私も20歳代の社会人になりたての頃は、“○○くん”と呼ばれることが多かったですが、
いつまでも子供扱いされいるようで内心はとても嫌な気持ちでした。
確かに社会人としても、人間としても未熟者でしたから仕方なかったのですけれど。
(今でも未熟です。。。)
一人前として見られていないようで、何か気持ちが後ろ向きになったことを覚えています。
ですから私は、誰に対しても“○○くん”と呼んだり、呼び捨てにはしません。
“○○さん”と呼ぶことはその方に対する敬意の表れであるし、
逆にその方はそう呼ばれることで社会人としての自覚をしっかりと持っていただきたい、
私はそう思っています。