ニコンD810から乗り換えて数カ月。
いろんな場面でX-T2を使用した結果、満足な点や不満な点が分かってきましたので
簡単につぶやいてみようかと思います。
■満足な点その1 「モノとしての質感」
フジは、ボディ、レンズ共に金属筐体でクオリティが良く感じられます。
ニコンの多くのレンズはエンジニアリングプラスティックなので、いまいち安っぽく感じていて
持つ喜びみたいなところはフジの方が上なのかな、という個人的な感想です。
■満足な点その2 「自然光の写り」
自然光の中で、雰囲気のある写真が撮れるのはフジのような気がします。
ちょっとわざとらしい感じの色になることもあるにはありますが、よく言われる
「写真画質」を謳ってるフジはその辺りが好みに合えば、好きになるカメラだと思います。
■満足な点その3 「軽量」
単純に軽くてラクです。
ある程度の質感を求めると軽すぎるのもどうかと思うのですが
適度な重さと、満足できる質感の両立ができていると(←偉そうなこと言ってんなぁ(笑))感じます。
■満足な点その4 「AFエリアの広さ」
ミラーレスだと、画面の隅までAFエリアが広がっているのでピントを意図通りの場所に合わせやすいです。
その点、フルサイズはどうしても中央に寄るので、便利さではミラーレスの方がストレスなくAFポイントが合わせられます。
では
ここからは不満な点です。
▲不満な点その1 「外部フラッシュ使用時の撮影」
圧倒的にニコンの方が良いです。非常に不満。
使ってるフラッシュはフジフィルムの最上位「EF-X500」なのですが
バウンス撮影時のボディの制御方法がいまいち納得いかないです。
単純に使いこなせていないということかもしれませんが、
ISO感度オートに設定していると、フラッシュを使っているにもかかわらず
容赦なくフラッシュ未使用時と変わらない感度に設定されます。
バウンス撮影時は天井の反射光を使うので、ISO感度はカメラ側で制御できない部分があるのは理解しているのですが、ニコンはバウンスでもISOをそれなりに「いい感じ」に設定してくれます。
なので、ニコンの場合は何も考えずフラッシュ付けてパシャパシャ撮るだけで、ほぼイメージ通りのISO設定、シャッタースピードでいい感じの写真になっていました。
フジは外部フラッシュを付けてバウンス撮影をしようとすると、ISO、絞り、露出を自分で設定しなおさないと、イメージ通りの写真が撮れません。
▲不満な点その2 「カードスロットの記録」
SDカードスロットの記録順序の仕様が理解できない。
通常2枚挿しているのですが、スロット1を抜くと、再度1を挿しても
記録が2から始まります。
毎回手動でスロット切り替えを行う必要があります。
▲不満な点その3 「操作メニュー」
SDカードのフォーマットが「基本設定」の中にあるとか意味不明。
▲不満な点その4 「バッテリーの持ち」
ミラーレスなので、大目に見てますがそれにしても早くないかな・・・。
▲不満な点その5 「AF性能」
フジは動きものには弱い。分かってたけどやっぱり不満。
今後に期待。
まとめると、ニコンの方が初心者に優しいです。
カメラの性能が腕をカバーしてくれる部分が大きい。
実用性では圧倒的にニコン。趣味性ではフジ。って感じかなぁ。
いろいろ不満もあるけど、またニコンに戻ろうって気は「今のところ」ありません。
でもニコンが近いうちに出すと公言している渾身のミラーレスの内容によっては
どうなるか分かりません・・・。
今になって、またレフ機の良さも再認識したりして。
レフ機って電源入れなくてもファインダー覗けば見えるってところが良いんですよね。
カメラって、手元になくなるとまた気になりだすんだよなぁ・・・。