北前船のこと | 船好きshopmasterのブログ

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マリン系インテリアショップ「ティーズ・モデル・アート」の店長ブログです。 海好き、船好き、模型好き、音楽好き、果てまたB級グルメでdancyuな店長のオヤジ日記をご覧ください。

数年ぶりに富山市に行ってきました。観光案内に廻船問屋街が保存されているとあったので船好きとしては外せません。時間のやり繰りを付けて行ってみることに。

小雨降る中、今話題の富山ライトレール「PORTRAM」に揺られて30分弱、郊外の岩瀬浜というところに行ってきました。

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北前船はご存じのとおり江戸中期から明治中頃まで、北陸地方の船主が蝦夷地と上方を日本海航路で運行した船です。

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蝦夷地から鰊やコンブ、東北北陸からは米や材木、上方からは塩、砂糖、綿等が積み荷として扱われ寄港地それぞれで商売をし、倍々に儲かったと言うことからバイ船とも言われたとあります。


その廻船問屋の一つ「森家」が重文として保存されていました。贅を尽くした建物が往時の繁栄ぶりを伺わせます。


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浜の旦那衆が贔屓にしたという立派な料亭。弁柄色の壁が素敵です。何でも白海老づくしの料理が名物とか・・・。一度機会があったら賞味してみたいものです。

帰りがけに富山港展望台から撮影した中古車満載の貨物船。ロシアか中東辺りにでも行くのでしょうか。それにしてもバウやブリッジの上まで所狭しと車を積んで航行に支障はないのでしょうか?? 彼の地に行けば倍々に儲かる日本の中古車、現代版の北前船ですかね・・・


秋深まる富山の旅でした。