私の息子は8歳
1年生の時に突然、持ち上がった、発達障害疑惑。
多動、衝動、暴力、暴言、鉛筆を握る力が強すぎる、クーピーやクレヨンをボキボキ折る。
感情を押さえられずにカットなりやすく、お友達に手が出る。
とっても、とっても、細かいことをつついてくる担任には毎日怒られてばかりで
机を廊下に出されるというありえないことまでされた経験があります。
幼稚園の時には落ち着きのなさは指摘されていましたが、集団行動もでき、お友達との関係も良好でしたので、突如小学生になってから始まったこの出来事に私も困惑するばかり。
学校に通い始めて1週間したころから、先生に様々なこと指摘されだし、電話も頻繁。
毎回こども悪いところをあげつらって連絡してくるこの担任に相当参ってしまいました。
なので、この細かい担任がストレスをかけすぎてうちの子をおかしくした!!本気でそう思っていました。確かにADHD傾向の診断い当てはめたら当てはまるのが、うちの子です。
けど、もし、もっと、うまく対応していただけてたなら、もっと上手に環境になじめて、どんどん悪い方向には変わらなかったのかな~と今も心底思っています。
で、1年生の頃の息子はというと、ストレスはかなり感じていたのは確かですが、
大らかで人を心底嫌いになることはない純粋な心を持っていることも幸いしたのか、あんなにきつい先生でも嫌いになることはなく、大丈夫、大丈夫、といいながら学校には行っていました。けど、怒られてばかりいたから、自己肯定感はどんどん下がり続けていて、「俺はぶさいくだからみんなに嫌われている」とつぶやいていたことを考えると、いつ、心が折れてもおかしくなかったのかもしれません。後でわかったことなのですが、この頃の担任は息子の悪い行動を写真にとっては、息子に突き付けて、ほら、あなたはこんなことをしているのだ!
責めていたようです。先生は悪意はなかったのだとしても、どんなに子供の心傷つけたことか、今思い出しても、切なくて涙が出ます。
みんな前で怒られ、怒られ、怒られ・・・。息子、よくがんばっていたな~と思う。
ほんと、よく踏ん張ったと思う。私なら、学校に行きたくなくなっていたと思うもの・・・・。
そんな状態だったから、親としてはもし、息子が学校に行きたくないと言いだしてもおかしくないな~、という思っていました。だから、そうなったらどうするか~???
と考えてもいたし、もしそう思ったらそれを素直に言えるようにしておいてあげたいと思い、息子に日々かけていた言葉があります。
「学校は行ける?嫌ならいつでも言うんだよ」
「学校なんて、ひとつだけじゃないんだから、転校すればいい。」
「転校して、そこもいやなら、〇〇が行きたいと思うところを探せばいい」
「いなことがあったら、言うんだよ。お母さんはいつでも〇〇のためなら戦うよ!!」
「お母さんに言えなくても、誰かには言うんだよ」
と彼が逃げ込める場所を確保してあげるような言葉がけでした。
本当に幸いにして、2年になり、担任がとても良い先生でクラスをまとめることが上手だったため、息子はその後、自分のことをダメな子という風にはだんだん思わなくなってきており、
自分のいいところは??とたずねると、考えながらも3つは言えるようになりました。
それでも、今も考えます。もし、息子が本気で学校に行きたくないと言ったら私はどうするのだろう??と。
答えは変わらず
「いいよ」と言うような気がします。
あ、実際はまず困ります。
母子家庭で家に誰かがいるわけでもなく、1人で留守番ができないこの子をぼっちでおいておくわけにもいかず、私が仕事を休んで家にいることもできないし、、、、生活が成り立たなくなる可能性があります。だから、まず最初に思うことは
「やだな~、どうしよう~」
だと思う。けど、その後に
「仕方がない」
と思うでしょう。私は今、当事者じゃないから安易に言っているんだと思われても仕方がないと思うけれど、自分が何で困ると思うのかを、分析してみると、ああ、自己の都合ね~ということが明確になるから、だめだめ、私の気持ちじゃなくて、子供の気持ちをかんがえなきゃじゃん!!と思い直すから、「いいよ~っ」て言えるですよね。
もしかしたら、だめ!!行きなさい!!という親御さん達も同じかな??
多分、子供が学校に行きたくないと言いだした時に、困ったと一番強く感じるのは親の都合が一番に来てませんか?ほら、さっきの私のようにね。。。。
プラス、勉強できなくなったらどうしよう。社会に出て行けなくなったらどうしよう。
だいたい、周りの人にどう思われるの?恥ずかしわ。私がだめな母親だと思われるのかな??などなど。
子どもが困っているということよりも、私が困らされたの思いの方が強くなり
「何いっているの!!」
と子供の気持ちを受け止めてあげる余裕がなくなるのではないでしょうか?
ほんと、忘れてはいけないことは、親は子供を思い通りにしてはならない!
親と子供の人生も人格も別物だということ。
さぁ、じゃ、私ならどうするか、最終結論ね。
学校に行きたくないと言われたら、まずは、その気持ちを大事にしてあげようと思う。
そして、行きたくないなら、ゆっくり好きなことをさせてあげようと思う。
勉強は学校でしかできないわけではないし、行かなくても、生きていけると言えば言える。
学びは外の世界にも沢山ある。行きたくないという時は、エネルギーが切れてしまった時。
だから、何かをしたいと思える時まで充電させてあげればいい。
そう思って笑顔でいいよ~と答えたいな。
自由教育を推奨しているフリースクールに行ったっていいじゃない(笑)
まずは、心に寄り添おう。
親の問題を広げずに、子供の問題として考えてあげよう。
親の困ったは親が何とか解決しましょう。
まっすぐに、まっすぐに、子供には伸びて欲しいよね。
心理カウンセラー&キャリコンサルタント★佐織